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ソーシャルメディア時代にブログを書く3つの理由

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2010年ごろからtwitterやFacebookというソーシャルメディアの普及が著しく、それと並行して、昔からある「ブログ」を始める人も増えてきました。私もtwitterを始めてからブログを始めた一人として、ソーシャルメディア時代にブログを書く理由をまとめてみたいと思います。

内容は下記の3点

1.ブログ=ネット上のあなたの場所、あなたの履歴書
2. ソーシャルメディアでブログを続ける環境がそろった
3.ブログ+ソーシャルの力で本当の自分自身へ

1.ブログ= ネット上のあなたの場所、あなたの履歴書

私はブログこそがネット上の自分の顔だと思っています。twitterやFacebook、mixiなどのsocial mediaは流行り、廃りを繰り返します。2010年に流行ったtwitterは、最近ではもう停滞気味ですし、google の新しいサービス google プラスが始まり、新しもの好きの方はそちらの方に移行しているみたいです。

これらのSNSサービスは基本的にサービスを使っている同士のコミュニケーションであり、そのサービスをやっていない人(idを持たない人)、やめた人とは交流ができません。SNSはそのサービスのプラットフォームを使う、クローズドのコミュニケーションであるためこれは仕方がないことです。

一方、ブログはインターネットにつながっていれば誰もがアクセスできるサービス(オープンなサービス)です。あなたの自己紹介や考えが書いてあり、誰もが見ることができあなたに興味を持つ人の入り口となります。あなたが新しいSNSを始めた際も、ブログで案内するだけで新しいサービスでも人とつながりやすくなり、ブログ上にmail、twitter、facebookなどのアドレスを書くことで、どのチャンネルでもコミュニケーションが可能になります。昔は電話でしかコンタクトとれなかったのが、今はtwitter,facebook,mail,ブログのコメントを通じてコミュニケーションが気軽にとれます。 このアクセスのチャンネルが増えることで、コンタクトの機会が劇的に増えます。

このことからブログ=ネット上の履歴書 という人もいらっしゃいます。 ブログに自分の経歴や活動内容を書いておくことで、多数の人に自動的にPRができます。自身のブランディング、経営者やフリーの方は、営業ツールとしても使えます。これがネットさえあれば見ることができるブログの一番強い点です。このようにSNSなどのプラットフォームを選ばずに情報発信ができるブログ。 このことから、ブログがあなたの情報発信の中心となり、それを補完するツールとしてSNSがあると考えます。

 

2.ソーシャルメディアでブログを続ける環境がそろった

ブログはオープンなサービスであることから、他のSNSとも相性が良いです。twitterでブログ記事をつぶやくことで、幅広い人に読んでもらうことができます。Facebookにポストすることで、友人からのコメントがすぐに得られます。

以前であればブログを読んでもらうためには、SEO対策をしっかりやらなければいけませんでした。私も最初はアクセスが増えなかったり、コメントがもらえずに時間をかけてSEO対策をやっていました。しかし、今は友人やフォロワーさんからすぐにコメントが返ってきたり、RTやシェアされることでアクセスアップが容易に図れるようになりました。このことはブログをやっている人にとっては大きな変化です。

実はブログを辞める理由の多くが、誰からも読まれないこと だそうです。これは人間の行動原理に則った理由で、人は自分がとった行動に対して、メリットとデメリットを常に考えています。人間はある行動をとって、良い結果が得られた場合にはその行動を続けるようになり、良い結果が得られなかった場合にはその行動をやめる生き物だそうです。その行動原理の中で最も分かりやすい結果が、フィードバックです。

ブログで説明しますと

行動:SEO対策もしっかりとしてブログを書く
結果:労力の割にアクセスも伸びず、コメントがあまりもらえない (デメリット)


行動:気軽にブログを書く -> SNSに投稿
結果:友人からのアクセスとコメントをすぐにもらえる  (メリット)

という少ない労力で良いフィードバックをもらえるようになっています。 フィードバックは行動のあとにすぐもらえると効果が高いともいわれており、SNSがあることで。。。

気軽にフィードバックがもらえる -> ブログを書くことが楽しくなる ->またブログを書く-> またフィードバックがもらえる-> 楽しくてブログを書き続ける
といった正の循環がまわりだすのです。

以前は「誰に読んでもらっているか分からない」とい言われていたブログが、SNSがあることで読者が誰なのかがわかり、そこからコミュニケーションも始まります。それがまた、フィードバックとなり、ブログを書くことが楽しくなります。ソーシャルメディア時代には、SNS とブログの活用によって、誰でもブログが続けやすい環境が整ったと言えるでしょう。
*行動原理に興味がある方はこの本をどうぞ

 

3.ブログ+ソーシャルの力で本当の自分自身へ

ソーシャルメディアを使えば人とすぐにつながれます。それと自分発信のメディアである、ブログがあることでこれまで見えなかった自分自身に気づきます。

それは、ブログやtwitterで情報発信しているということは、しらず知らず知らずの間に情報を収集し、自分の意見を発信しています。 意見の内容は人によって違いますが、基本的には発信イコール自分の主張になります。 (このお店がよかった、悪かったも 主張の一つです)

普通に日本で生活しているならば、自分の意見を明確に持つこと、ましてはそれを人に主張するのはほとんどの人が慣れていません。 それは日本が和や、組織や地域の中で協調性を重んじるからです。 だからこそ、「出る杭は打たれる」の言葉どおり、自分の意見を主張するような人は珍しく、異端児扱いを受けるのです。

しかし、SNSやブログで幅広い情報に触れることで自分の興味あることや想いを書き始めます。 この書く(主張する)という行為を通じて、自分自身と対話することになります。 なぜ私はこう思うのだろう? なぜ、私はこれが好きなんだろう? ということを考えることで、本来の自分がやりたかったこと、大事にしている価値観が徐々に見えてきます。ここにはもちろん、実名、顔だしでやっているからこそ、正直なことしか書けないという思いもあります。

あるHRコンサルタントに聞いた話ですと、この価値観、やりたいことというのは社会人でも理解している人は少ないそうです。 自分は本当は何をしたいんだろう? と漠然と考えている方は実は多いようです。結果として短期間の転職も増えたり、やりたいことが見つからず精神的に不安定になりうつ病も増えているそうです。

このような中でソーシャルメディアがあることで、気軽にイベントの企画もプロジェクトも仲間探しもできるようになりました。My projectという言葉があるように、毎日の生活の中でネットを通じて少しでも社会貢献をしようという動きもあります。 ソーシャルメディアがあることで働きながらでも、自分の興味のある活動ができるようになってきたのです。

まとめると、ブログを書くことで自分のやりたいことを自問自答し、ソーシャルメディアがあることで、働きながらでもそれが気軽に発見できる場所が見つかるようになったと言えます。
結果として、徐々に自分の好きなこと、自分自身が大事にしていることが見え始めてきます。

最後に

本当の自分自身へ。というのは大げさかもしれません。 しかし、自分自身になる。 というのは案外難しいものです。 あるリーダーシップの本によれば、自分自身になるには、長い期間自分との対話が必要であると書いてあります。 そして、自分自身にならない限り、新のリーダーシップは発揮されないとも書いてあります。

私はブログを始めたことがきっかけで、たくさんの出会いや学びがありました。Lisa Ganskyに出会ってプロジェクトを始めたのも、助けあいジャパンでSocial翻訳やることも一年前では考えられません。そして、いつの間にかリーダーシップをとるようになったことで、先ほどのリーダーシップの本を思い出しました。私もまだまだ自分自身になるということはできていませんが。。

しかし、ブログを書き、ソーシャルメディアでつながった人とお会いすることで、それが見え始めた気がしています。 「自分探し」と言われればそのままですが、いつになっても自分を見つめ、自分自身と向き合うことは重要だと思っています。

特に今回の震災を機に、人々の意識が変わってきています。 仕事、家庭、地域と「自分が何を一番大事にしているか?」という本質的なことを日本人全体が問われている時期でもありますので。

皆さんも、仕事や肩書、年齢は一度置いてみて、自分と向き合うためにブログを始めてみませんか? 「書くことがない」 と思われたそこのあなた!ぜひ、始めてみてください。今回書いたとおり、自分自身が見えてきます。始めるテーマはなんでもいいです。人とつながることが容易になった今、そして震災という大きな出来事を経たからこそ、思いを書くことで本当の自分自身が見えてくるかもしれませんよ。

P.S
2で書いたとおり、人間は良いフィードバックがあれば物事を続けます。 記事が良かった!という人は下記のtwitterでのつぶやきやもしくはFBのいいね!をお願いします(笑 コメントも歓迎です。

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