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もりぞおさんの「はじめてのアジア海外就職の本」オススメ

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最近、グローバル化が進み、いろんなことが変わってきていると実感します。私も外資で働いていてそれを実感するし、そのまとめがバズったり、それがきっかけでUSTでお話をさせてもらってもいます。

私の周りにはそんなグローバル化をポジティブに捉えている方が多い。オンライン英会話の会社ラングリッチで働く@Hal_J(今年からセブ島在住)や海外就職をされているもりぞおさん。

Hal_Jのラングリッチの話は、こちらのちきりんさんのOpprotunity,Tool or Dutyのステキな記事を参照いただくとして、今日はもりぞおさんのお話を。

 

不思議でゆるくて実はマジメなもりぞおさん

今回の記事はもりぞおさんの初の著書、「はじめてのアジア海外就職」の書評も交えて書いています。

もりぞおさんとは初対面が英語についてのオフ会だったのもあり、お互い外資系企業勤務、グローバル化についての考えが似ていて、いきなり意気投合したのを覚えている。そして、実は一回しかお会いしたことがない(笑

お会いしてからもtwitterではよく絡むことがあったり、企業のあり方、経営のあり方についても意見が合うなーというのが私の印象。 普段、けっこうゆるいつぶやきが多いのに、実はロジカルだし、マジメな一面がある。 それが私の印象です。

さて、そんなもりぞおさんが書いた最初の本「はじめてのアジア海外就職」。いかにもりぞおさんらしい、ゆるくもあり、ロジカルな内容。最初に日本、アジアの現状を簡単にまとめ、アジアでの就職の基本知識が網羅してある。アジアでの海外就職という、一般的には馴染みのうすいテーマにたいして、わかりやすく、そして可能な限り具体的に書いてあるのが印象的。

もりぞおさんの香港、中国の深圳、シンガポールでの実際の就職活動にたいしてそれぞれの

  • 地域の概要
  • 地理
  • ホテル・不動産情報
  • 求められる人材像
  • 給与水準
  • 物価・生活水準

 

がまとめてある。章がかわるごとにある、それぞれの国のこぼれ話も面白い。国境を越える iphoneの話や、香港のフィリピン人の話などだ。

私も香港に行って、日曜日にフィリピン人の女性がめちゃくちゃ多いのには驚いた。 香港では働く女性のためにフィリピン人がメイドとして、家事や育児をすることが多い。このメイドさんのお休みが日曜日。 私も香港に行って、街中に女性があふれているのをみて、誰か有名な人のコンサートか? と勘違いしたのを覚えている。 この写真はそのときおどろいて撮ったもの。

 

 

海外留学は学生に人気だけど、海外就職に対しての情報はおどろくほど少ない。海外で学んでそのまま海外で働くというキャリアもあるだろうし、日本の会社がつまらないから、物価の低い海外で働くという選択肢もある。そんなときにこの本を見てもらえると嬉しい限りです。

 

グローバル化とOpportunity、Choice するのはあなた

USTでご一緒させてもらった田村耕太郎さんの インドに行け!というお話も、ちきりんさんの記事、吉田基紀くんのブログ記事も、若い学生が書いたこの記事でも、あることを感じさせてもらった。それは、グローバル化の流れを悲観的ではなく、機会のOpportunity として捉えること。

日本は少子高齢化でこのさきマーケットは下がり、賃金もさがっていく。日本にいて、これから終わりだー! と閉塞感を感じる若い人に、「海外」という選択肢があるだけで希望が持てる。 就活、増えない賃金、閉塞感のある日本で、ちょっと違う選択肢があるだけでどれだけの人が救われるだろうでしょう。 もりぞおさんの最初メッセージにも、同じことが書かれています。すごく納得のいく話です。日本は今円高で海外に行けばメリットがあります。賃金格差があることで、日本で格安でオンライン英会話も学べます。

私の好きな言葉に See change as an opportunity という言葉があります。どんな物事にもOpportunity(機会)とChance はあります。 それに気づいて、グローバル化の中でどう行動するかはあなた次第。 もりぞおさんのメッセージもこれに近いと思う。(もりぞおさん、勘違いしてたらすいませんw)

よかったらこの本で 海外就職も 選択肢(Choice)としてどうぞ。自分もとりあえずフィリピンでも行ってくるか?と思っちゃいました。

 

書籍の一部をご紹介

「閉塞感」という言葉が日本の現状を最も象徴する言葉になってしまった感がある昨今。将来への不安を減らすために必要なものは、自分が取り得る選択肢を増やすことです。「新卒でいい会社に正社員で入らないと将来いい給料がもらえない」と考えている人には、「日本のいい会社に入る以外に将来いい給料をもらう方法がある」という選択肢があるということを知るだけで心は落ち着くと思います。

 

今自分がいる理不尽な状況からいつでも脱出することができるという実感が湧いてきたら、きっと今置かれている状況の「閉塞感」も薄れてくることでしょう。そうやって、一人ひとりの心が軽くなっていくことが、日本復活の第一歩です。

 

私の大好きな冒険投資家 ジム・ロジャーズのこんな言葉があります。
「人生は短い。遠くまで行って世界を見よう。そして、深く考えろ」

 

アジア各国を飛び回り、現地の転職エージェントを周り、企業で面接を受けて思うのは「日本で転職活動をするのと変わらない」ということでした。新幹線に乗って名古屋に行くか、飛行機に乗って香港に行くかの違い。 そして、企業ごとに文化の違いがあるように、国ごとに文化の違いがある。それだけの話。

 

「ちょっと、日本でいい職場が少なくなってきたから、海外でも見てくるか?」 私の海外就職活動は、この程度のノリで始まりました。
移住といっても、家族と今生の別れを告げ、船で何ヶ月もかけていくのとは大きく違い、飛行機で数時間の距離。 現地に行っても、たくさんの日本人がいて、日本の食べ物があり、インターネットで日本のことを日本にいるのと同じタイミングで知ることができる次代。移住の持つ言葉の重さは大きく変わっています。

 

全て本の中から抜粋。

 

最後に

最近、ブログの内容がマジメすぎたりするので、あえて今回はゆるく書きました。らかんさんの書評には負けるけど(笑

もりぞおさんとは一度しか会ってない。そんなもりぞおさんのはじめての著書を購読し、自分も生まれて初めて書評というものを書いています。普段書かない書評を書いたのにはわけがある。 実はもりぞおさんとお会いするまでの彼の印象は、日本終わった!海外脱出だぜ! みたいな人かと思ってたんだけど、実はそうじゃない。ポジティブに日本のことを考えてるし、その先に変化があることも途中からわかってきた。今回の本もまさにそんなメッセージがあるのに気づきました。

若い人はどんどん海外に行ったほうがいい。最近あった学生も、インドで学びたいとか言ってたし、そのまま就職してもいいと思う。そんな多様な働き方があって、多様な日本人がいることが日本にとってよい意味を持つと思う。

人が変わるには、住む場所を変える、付き合う人を変える、時間の配分を変えること、と言われています。海外に行ったらこれらが自然にできます。伸びる新興国でそのスピードの早さを肌で感じ、海外の人と仕事するだけで必ず変わります。海外留学もいいけど、海外就職もこれからは選択肢の一つ。 そう思っています。

最近よいなと思った学生の記事から言葉を最後に

We are young,
We are power,
We are hope,
We are the leaders,
Go there and make changes.

悩んでる若い人、悩む暇あったら飛行機でさくっと海外行けるから行っちゃいなよ。
仕事ない若い人、海外で仕事さがしちゃいなよ。
若いってのは武器です、悩む暇あればとりあえず you 海外に行っちゃいなよ!
ぐちぐち日本の現状に文句言ってても、 若い人が変わらないと日本も変わらないって。
Go there and make change your self !  Have fun !

ということでおしまい。 1500円なので悩む暇あったら、良かったらこの本買って海外就職検討してみてねー!

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  • この記事を書いた人

野田祐機

外資系企業、NPOを経て、2016年に株式会社forsistersを起業。eiffelという手紙サービスをやっています。 28歳からブログを始め、コミュニティーやこれからのトレンド、古典、英語学習などの記事を書いています。 プロフィールはこちらから http://learnbydoing.jp/aboutme/

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