みんなに見てもらいたい映画がある。ボクは年間に相当の映画を見るけど、本当によかった映画しかブログには書かない。
今日はそんな映画のお話。しかも、ハリウッド映画が大好きなボクが、よりにもよって見たのは邦画の単館系の映画です。
先祖になる
その映画のタイトルは「先祖になる」 監督は池谷薫。 一言で言うと、おじいちゃんが被災した自分の家を建てるまでのドキュメンタリー。
「おはよー!今日も頑張りましょうー!」とメガホンで住民に呼びかけるところから始まる。主人公は陸前高田市気仙町荒浜地区、77歳の佐藤直志さん。このおじいちゃんの優しい性格もあってか、すごく柔らかい作品です。震災とか復興とか興味ない。 そんな人にもぜひ見てもらいたい映画です。
そして、見たら人にオススメしたくなる映画。
先日、映画を見終わったら、周りの人が「良かった。人に勧める」と口々に言っていた。映画館の待合室でほんとにみんな言ってた。
そして、ぼくも今ブログでおすすめしています。
生きるってなに?
人生ってなに?
仕事ってなに?
家族ってなに?
家ってなに?
先祖ってなに?
そんなことをふと考えさせられる映画です。
映画の冒頭のシーンは「おはよー、今日も頑張りましょう!」ってところから始まり、すぐに震災の話もでます。細かいところは言わないけど、ぼくは消防団の帽子が映ったとこから泣いてました。
泣けるし、笑える。そして、勇気をもらえます。
人間って強い。 そんな映画です。
東京は3月29日まで上映しています。 残り10日、ぜひ、映画館で見てほしい!
詳細は下記。 ぜひ、ダマされたと思って見に行ってほしい。
このおじいちゃんの覚悟、すごいよ。
イントロダクション (公式HPより)
男の名は佐藤直志。岩手県陸前高田市で農林業を営み、仲間から“親分”と慕われている。彼の家は1000年に1度の大津波で壊され、消防団員の長男は波にのまれた。生きがいを失った男に何ができるのか? 直志はひとつの決断をくだす。元の場所に家を建て直そうというのだ。自分はきこりだ。山に入って木を伐ればいい。友人から田んぼを借り、田植えもしよう。仮設住宅には何があってもいかない――。
土地に根ざし、土地に生きる人々の行く末をおもう彼の強さと優しさは、少しずつ周囲を動かし、生きることの本質を問いかけていく。忍び寄る病魔、耐えがたい腰の痛み、遅々として進まない市の復興計画……。数々の障壁を乗り越えて、77歳の彼は夢をかなえることができるのか――。