ソーシャルメディアをはじめてというもの、つながり、地域、社会貢献ということに割く時間が増えてきました。

以前の自分であれば、そんなよくわからない(論理的でなく、経済的なメリットのない) ものに時間を割くのはまったくもってムダと考えていました。
それが最近になって、このよくわからない、目に見えないものものこそ大事なのでは? と思えてきたのまとめてみます。

 

過去:お金という分かりやすい評価の時代

リーマンショック以前、こんな考えの人は多かったのではないか? と考えています。 みなさんも当てはまる項目ありませんか?

  • みんなが持ってるから(見栄を張るために)ヴィトンのバックやブランドものを買う
  • とにかくよいモノ、よい服といったモノで充足感を満たす
  • 年収のいい仕事のために転職を繰り返す
  • 仕事、成果のために、プライベートを犠牲にする。(家族や友人とのつながりを犠牲にして)
  • 全ては結果、見えやすい評価である「お金」を基準に
  • 資格、学歴といった分かりやすい評価、結果が重要

どうでしょう、こんな感じがあったのではないでしょうか?

 

私もそうでした。 だから、一生懸命勉強して、実力主義の外資系を就職先に選びました。(ヴィトンのバックはさすがに買わなかったけれど)

 

この背景の一つには、短期主義、短絡的な考えがあったと考えます。年収○○円以上は勝ち組だ!  に代表されるように、お金さえあれば勝ちという、わかりやすい指標での評価。MBAをとったら出世コースとか、 この資格をとったら将来安泰! という短絡的なわかりやすいゴール、分かりやすさが社会全体にあった気がします。

お金というものが評価の基準だから、それ以外の基準、つながりや貢献という「目に見えない評価」は、企業内でもほとんど考慮されませんでした。企業の四半期決算にも代表されるように、短期的な利益を生み出すことが重要だったのです。

ただ、この短期、短絡的な考え方が金融危機により崩壊。 実はお金があっても、幸せにはなれないし、お金だけに走ると社会全体のバランスが崩れることが世界中で見えてきました。そして、そんなに分かりやすいゴールや、単純な解決策もないことにも気づいたのです。結局は、一歩ずつ着実にやるしかないのだよ。そして、バランスが大事なのだよと。

 

現在:原点に戻る 、長期視点、Sustainability

そこからでしょう。 持続可能な発展 という言葉がでてきたのは。Sustainable development という言葉は、本来 環境に優しく、負荷の少ない発展をさす言葉です。 私の会社では、これに加えて、ムリした急激な発展も望んでいないという意味でも使っています。

M&Aを繰り返し、企業の規模を拡大。コスト削減のために不必要な人材を切る。利益、最優先。昔の外資ってこんな感じでした。

でも、今私の会社が何を言ってるかというと

  • 人の成長
  • 組織のつながり
  • 地域・社会への貢献
  • 従業員の安全、安心

といった、お金以外のトピックにみんなが時間を割くようになってきています。そう、先ほど書いた、「目に見えない」評価の軸です。

短期的な視点やお金というわかりやすい評価基準からの脱却。長期的な視点で、人やコミュニティーとして、本来一番大事にしなければいけない「目に見えない評価基準」 への転換が進んでいると思ってなりません。

ソーシャルメディアでよく言われる、「共感」 という言葉。 これもよく見えないですよね。 そう、やっぱり大事なことって、目に見えないような気がしています。

 

 ドラッカーも、ザッカーバーグも言っている

有名なあの人たちも、目に見えないことを大事にしていることが分かります。

 マネージャーが先天的に見につけていなければならない資質が、一つだけある。才能ではない、真摯さだ ピータードラッカー

リーダーシップは言葉で説明ができない。これは芸術と同じだ。芸術もリーダーシップも本物を見れば誰にでもわかる。しかし、それがどういう風によいかは、理論立て説明することは難しい リーダーシップの大家、ウォーレンベニス

 

 顧客に Wow を。社員・顧客に幸せを届ける。(Delivering happiness) ザッポスCEO,トニーシェイ

 

フェイスブックの核をなす価値は、「友だちとのつながりにある」 という結論に達した。 Facebook CEO, マーク・ザッカーバーグ

 

最も重要なのは1番目が志と理念、2番目がビジョン、3番目が戦略です。 ソフトバンク社長、孫正義

 

どうでしょう、どの言葉も示唆に富むものです。そして、お金や地位という分かりやすい評価を手に入れた成功者なのに、目に見えにくいものを重要と説いてることが分かります。

ちなみにFacebookなどのソーシャルメディアが普及するにつれて、セレンディピティーが加速するとも言われています。このセレンディピティーに代表されるように、これからは目に見えないものこそが重要な時代です。

以前、岩手の年配の方に聞いた「モノはそこらじゅうにある、だけどつながりがない」という言葉。これがきっかけでこれまでのブログを書いてきました。今、その訳が見えた気がします。これからまでのMaterialな社会 からSpiritualな社会へと転換が進んでいるのです。私はShareの次にくるSは、Spiritual だと思っています。

 

Spiritual, 星の王子様と童心

そんなことを考えている時にみた中村さんのブログ記事、星の王子さま。私も懐かしくって、久しぶりに本を読んでみました。

この童話の中でも 「大事なものは目に見えない」 ということが書いてあります。 大人になって読むと、すごくステキな本だということを再認識させられました。

今、社会全体が基本に立ち返りつつあると感じます。既存のシステムが形骸化してきたからなのか、大企業、政府というものが信頼できなくなったからなのか、理由はたくさんあると思います。

基本に立ち返る中で、つながり、愛、貢献といった、経済成長の中で忘れていた古き良き社会のものも思い出しているのではないでしょうか。これまで日本には儒教の教えとしてあったものが、今ふたたび人々が価値を見つめなおしていると感じています。 なんか小学校の道徳の授業に戻ったみたいな気分ですね。

 

本当、Spiritualな世界です。これまでのお金や地位というわかりやすい指標に目を奪われて、本当に大事なものを見失っているのではないか? それこそ、一度子どものころに大事にしていたことを思い出してみるとよいかもしれません。

 

目をつぶって、小さいころを思い出すと。。。

友達、家族、夢、愛、希望、仲間

といった言葉が浮かんできませんか? どれも、Materialではなく、Spiritualな心に響く言葉です。

大事なものは、目に見えない。目に見えないからこそ、壊れやすい、失いやすい。だからこそ、大事にしないといけないと思っています。記事を書きながら、そう思いました。

Back to basic、本当に大事なものは古臭いと思われていた、こんなSpiritualなもの。ソーシャルメディアの時代、すべてに透明性が求められます。建前や大人の意見というのを忘れて、大人も、もっと素直になってもいいのかもしれませんね。そして、目に見えない大事なものをもう一度大切にしていくと、新しい社会が見える気がしています。

 

今回の記事、いかがだったでしょうか?
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