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先進国から変わる。日本人から変わる

先日、友人の加藤たけしくん、茜さんが主催されている@cafeのUstreamに出演させていただきました。

その中で考えさせられた、今、先進国の日本人という意味について書いていきたいと思います。

 

1.@cafe とUST について

まずは加藤たけしくん、茜さんが主催されている @cafeと前回のUstの内容について。@cafeは加藤夫妻が主催されているメディアで、FacebookページやUstreamを通じて情報発信をされています。月に一度、渋谷のUstream スタジオでUstをされており、すでに5回続いています。

通常月1回のUstですが、Ustスタジオのスケジュールが抑えられたこと、参加者の都合がついたことで特別編でのUst配信となりました。Ust はこちら

Video streaming by Ustream

200名以上の方にみていただき、ストリームにも質問を多数いただきありがとうございました。togetterはこちらですね。
今回はグローバリゼーションで何が起こるのか?というテーマで、先日のブログtogetterがきっかけで出演させていただきました。田村耕太郎さん、酒井 英禎さんとご一緒させていただき、大変刺激的なお話をさせていただきました。

田村さん、酒井さん、たけしくん、茜さんありがとうございました!

2.今、先進国の日本人であるという意味、変わり始めた日本人

さて、ここから本題。USTのあと、大変興味深かったお話しを 酒井さん(@elm200さん)からお聞きしました。そして、今回はこのお話を元に書きます。

酒井さんはブログでパブリックマン宣言をされ、話題に。酒井さんってクレイジーだなーと正直おもってました(笑 ブログが面白いので私も拝見しているのですが、ちょうどその日「先進国からモノ作りが消える日」 という記事を書かれていました。

細かい説明はブログ記事を見ていただきたいのですが、ポイントは

1.新興国で製造し、同じようなビジネスをする = これまでのやり方
2.先進国ならではの解決策、やり方を考える必要があるのではないか?

という二つを直接聞けたのが面白かったです。

どういうことかと言うと、今グローバル化で工場の海外移転とかアウトソーシングが問題になっていますが、 これはもう避けられません。日経やビジネス系のメディアは 今からは新興国だ! 中国、インドだ!と声だかに行って、製造拠点を移したりしてるけど、これって今までのやり方をただ新興国でやっているだけ。 このやり方はほんとに今までと同じことを伸びてる国でやっているだけ。考え方もやり方も何も変わっていません。What が同じで、Whereの国、場所が変わっただけです。

少しわかりづらいかもしれないのですが、このこれまでと同じ、 モノを作り、コストを抑え、利益を出すというのを先進国の企業がやると、それは先行者利益で勝てるかもしれないんだけど、先進国は先進国ならではの新しいやり方をすべき。 というのが酒井さんの意見だと感じました。

多分、読んでる人はわかりづらいと思う(笑 私も書きづらいんだけれど、一番いい例が パブリックマン。これまでこんなことやろうと思った人はいないし、10年前はネットだけで生活できるなんて思わない。 だけど、先進国こそがこういう新しい試みをし、社会をどう変えていくのか? 新しい基準で社会を豊かにしていくのか? ということを本気で考えること。 それこそが今、先進国がやる意味ではないのか? と思いました。

だから、酒井さんは少しでも社会通念を変えるようにパブリックマンを始められたのかな?と。
新しい価値観こそ、先進国が進んで世界に示していく必要がある。その中には失敗するのもある。だけど、チャレンジして、その失敗を許容しながらみんなが新しいことを試していく。そして社会が少しずつ変わっていく。そう感じた。  言葉で伝えるのが難しい。 そして、私の勘違いかもしれませんが、私にはそう感じられました。

3.クレイジーな人たちと新しい社会の変化

私はUSTの最後にも言ったのですがグローバル化とローカル化はやはり平行して起こっていて、国をどうする?個人がどうする?という話しが重要になっていると思います。
USTの最後も政治の話しになったように、日本をどうする? という話しは今後避けて通れません。 なぜなら、社会がグローバル化により速いスピードで変化しており、今までどおりではうまくいかないのは目に見えているからです。

そのときに日本人として3つのタイプがあると考えます。

1.スーパードメスティックな人たち

日本人の大多数の方です。パスポートを持っていない 人たちとしましょう。(統計では約7割の日本人)英語は苦手、情報ソースは主にテレビ。地方に多いタイプですね。これらの人たちは遅かれ早かれグローバル化の影響は受けますが、変化が少しずつ起こり、感じづらいため低賃金化、仕事がなくなったりします。あとはお年寄りの方もこちら。 語弊があるかもしれませんが、わかりやすく言うと、これまでと今を生きる人たちです。

2.グローバルな人たち

メーカーなどに勤務し、いつのまにか会社が外資に買われたり、業界的にグローバル化を感じている人たち(たとえば自動車や電気、機械メーカーの人たち)これらの人たちはいま英語を勉強し、これからグローバルなビジネス環境でも大丈夫なように勉強中。TwitterもFacebookも大好き。これから就職をする学生さんの大手志望の方もこちらに入ります。 これからの1-20年に対応、企業のグローバル化に対応する人たちです。

 

3.クレイジーな人たち

この人たちは無職・変人が多いです(笑  インターネットを中心に活動、発信し、これから先の価値観を発信しています。 良い例がパブリックマンの酒井さんや露出社会の玉置さゆりさん。お二人ともお会いしたことがあり、この人たちは実は変人ではなく、グローバル化のその先にあるもの。インターネットが起こすイノベーションや変化のそのさきの社会変革を主に考えていると感じています。時間の軸はおそらく10-50年後。 今の社会問題に対して、これまでのアプローチではなく、全体を俯瞰し、評価経済論やノマドといった本当に新しい考え方を見出しています。

現時点ではこの人たちはクレイジーな人たちと呼びましょう。 それはこの人たち以外のスーパードメスティック、グローバルな人たちにとっては、考えがほんとにぶっ飛んでるからです。でも、実はぶっとんでるのではなく、考えている時間軸と対象が違うだけ。 グローバル化や社会の変革をもっと大きな視点で考え、これからの社会がどうなるかを提唱し、考え方をかえることで今の問題を解決しようとしています。
これまでの時代もこういう人たちはいたはずです。ただ、今の時代が面白いのはブログやツイッターで情報発信が容易にでき、それに賛同する人たちが増え、コミュニティー化、クラスター化して、大きくなる可能性があるということです。

私はこの3パターンが今あると感じています。実はクレイジーな人たちは、イノベーターでもあります。ここの人たちは本当に変な人、口先だけ、ノマドやら露出やらで騒いでいるだけの人もいるかもしれません。 だけど、こういう人が増えると面白い社会になると思っています。そして、このようなクレイジーなことを先進国である日本は考える必要があると思っています。  理由はやはり、日本ならではだから。

少子高齢化、社会保障の問題、国の借金と課題が山積みの日本。何をやるべきかはみんなわかっているけど、対応ができない。 そのときに、どのような解決策をしめすか?何をからどうする、 What から How の議論が必要です。 年金、少子高齢化、と解決するべき、「何を」はやっぱりみんなわかってる、だけどできない。だって、どうやって、のHowかわからないから。このHow の議論の時に、これまでにない発想、イノベーティブな考えが必要になります。 それは本当にこのクレイジーな人たちの言うひょっとしたら見当違いのことから始まるかもしれない。 色んな本にもイノベーションは全然関係ない末端から起きるとも言われていますし、社会が変わるってそういうことだと私は思いはじめています。

企業でも最近は口すっぱくイノベーション、イノベーションと言う。モノづくりの現場でもそうです。だけど、その日本のモノ作りも曲がり角。パナソニックは赤字7000億円、エルピーダは倒産です。モノがないから松下幸之助さんは蛇口から水がでるようにと、モノを作りました。 みんなが豊かになって、家事、洗濯、娯楽のために色んなモノが生み出されました。モノが溢れて豊かに暮らせるはずが、仕事は相変わらず忙しく、若者に仕事はない。何か豊かさは感じられない日本。 そして、毎年の自殺者は3万人です。

今ってもうモノの時代じゃない気がしています。 社会が豊かになって、モノは溢れています。その先にどういう社会があるのか?今を見ればクレイジーな人たちはほんとにクレイジー。グローバルな人たちが本当は王道かもしれません。 だけど、長いスパンでみたら、彼らが言うことが少しずつ形になっていく気がします。 外れるものもあるだろうけど。だって、20年前にインターネットはないし、日本はまだ世界のNo.2だったのです。でも、 時代は変わっている。 インターネットの普及、グローバル化、SNSで人々はつながる。今本当に転換点だと思います。 仕事のない若者はネットで議論すればいい。 ニートになって、ネットに書き続ければいい。いつの時代も ワカモノ、ヨソモノ、バカモノしか、社会は変えられないのですから。

働かなくていいじゃん。失敗していいじゃん。 社会が豊かになったのだから。 その先の社会に何があるのか? これまでと違う社会通念、考え方はやっぱり日本から生まれてもいいのじゃないかな? 酒井さんがパブリックマンをはじめたように。 私はそう思いました。もうモノじゃないんですよね。

その未来の話をもっと真剣にする必要が、今、課題先進国にすむ日本人にはあると思っています。未来はウェブにある。私は酒井さんの熱い思いをきいて、新しい社会のヒントは日本のウェブにある。私はそう思っています。

補足

私は先ほどのグローバルな人たちだと思います。正確にはそういう人「でした」。これまで働かないニートやフリーターが嫌いでした。働いてナンボ、伸びている国で稼いで、競争に勝ってこそナンボ。そんな人でした。

ただ、このグローバルなやり方って、格差が生まれ、勝者、敗者がはっきりするゼロサムゲーム。競争の世界が行き着く先はやっぱり戦争なのかと最近思ってます。自分はグローバル化で勝者になれればいい。でも、その時にそれ以外の人、特にお年寄りや地方、後進国のアフリカに明るい未来はないんです。競争は行き着くところ一人占めの世界。その先に明るい未来はなくて、これからはやっぱり共有のシェアの世界が必要なのです。

そう感じ始めると、クレイジーな人たちは、みんながよい方向やこれまでと違う価値観、考え方、これまでとは違う社会の在り方を提示していることに気づき始めました。グローバルなやり方、企業のグローバル化は分かりやすいし、説明しやすい。だけどもう違う気がします。

これまでの常識にとらわれてると確かにクレイジーな人達はクレイジーなのだけど、これまでのやり方はやっぱりもう変えていくべきだと思う。その行き着く先は格差と戦争しかないのだから。そして、地球は一つしかない。前の記事で書いたけど、人口は90億人、地球の資源は枯渇する。グローバルでシェアしていくしか、人類に未来はないんですよね。 そんなこともあって、今回の記事は書きました。そして、実は書いてて何を言いたいか私もよくわからない(笑

もし質問ある方は話をしましょう。自分自身も話しながらまとめる必要があると思ってます。こんな話こそ、大真面目にしましょうよ! こんな話は課題先進国、の日本、変えていくしかない日本でしかできないことでしょうからね!
分かりづらいかもしれませんが、時間軸と新しい社会通念。そこが一番言いたいことです)

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togetterにまとめきれなかった、グローバリゼーションの本質

先日まとめたグローバリゼーションのtogetterが思いのほかバズってしまいました。

友人に不安を与え、さまざまな人に変な誤解を与えてしまったので、きちんと説明したいと思います。140文字では伝えられないので、長いですが私の考えを書きます。

1.togetterをまとめた背景
2.フォーカスされる、グローバリゼーションの悪い部分
3.Appleに見える、先進国の向かうべき姿
4.グローバリゼーションの本当の問題とは?
5.#prayforjapanに感じたグローバリゼーションの本質

1.togetterをまとめた背景

私は外資で働いています。業界で世界最大の会社です。そこで日々グローバル化の波を感じています。世界最大というのはこういう時にスケールが違って勉強になります。これらがトウギャッターにまとめた海外でのITサポートの件やスピードの速さなどです。

グローバリゼーションで一番驚いたことが、日本でやっている仕事を、日本よりも安い給料でやっているところです。これは私がつぶやききっかけになったHal_Jのまとめた、月給20万円で働く日本人、月給2万円で働くアジアの人々。をみてください。

私がこれを実感した記事がこちら。 酔ってるけどかなり凹んでいたのを覚えています。どう伝えてよいか分かりませんが、同じ仕事を英語も完璧に安い給料でやってる人達がいた時に、私は自分の価値がわからなくなりました。そして、外資といえど社内にある日本的なやり方、日本の今の現状に不安を覚えました。

これから、世界はこうなるのかと ? そして、日本人が高い給料をもらう価値って何なのかな?
そこからグローバリゼーションについて考えはじめました。

具体的な話はフラット化する世界、マーケティング3.0、ハイコンセプトあたりをお読みください。そこに全てが書いてあります。 ここからは、私が思うことを書いていきます。

2.フォーカスされる、グローバリゼーションの悪い部分

先に悪い部分を書きましょう。グローバリゼーションが起こると、仕事やお金が他の国にいってしまいます。 これがtogetterに書いた財務、人事、ITサポート系のパソコン、ネット、ある程度の知識があればできる仕事が移るのです。このような「需要が多く、スキルを比較的短期間に身につけやすい」仕事は、どの国でも需要があるためコストが安いところに仕事が流れます

なぜ、仕事が海外に行くようになったかと言うと、
1.IT化によりコミュニケーションコストが低くなった (ネット、スカイプですぐ連絡がつく)
2.世界の貿易、物流コストが下がった
3.英語が世界的に共通言語となり、コミュニケーションがどこの国ともとれるようになった

これらのことがあげられます。わかりやすく書くと、コミュニケーション、物流のプラットフォームが使いやすくなった。としておきましょう。
これらの仕事が他の国にいくと、その国の雇用は増え、経済は活性化します。でも、無くなった国は仕事とその人たちの富が減っていきます。ただ、これは先進国の立場であるため、仕事が移転している新興国の立場で一度考えてみましょう。

新興国の立場
これらの国はこれまであまり産業もなく、経済もあまり活性化していませんでした。それが
1.物価が安い、月給はなんと2万円でよい
2.ネット、物流のプラットフォームが揃った
3.英語や日本語ができ、スキルの高い人材がいる

というものを武器に世界中から、工場やサービスセンターの仕事を獲得しています。彼らの仕事は国内ではありません、世界中から受託しているのです。この世界中からというのが、ミソなんです。
彼らの武器は低コストでクオリティーの高い労働力がいること。それを武器に世界中から仕事を集めています。

では、これが先進国ではどうでしょうか?
先進国
1.コストが高い、給料は20万円
2.ネット、物流のプラットフォームは使える
3.○○が得意

と先ほどと同じフォーマットで考えたところ、高い給料を払ってまで世界が欲しいと言われるモノやサービスが提供できていません。 世界に目を向けているかと言われると日本だとクエスチョンマークがつくと感じています。(国内はもう今後先細りにも関わらず。。。)

この高い給料を払って、価値の高いものを生み出す仕事が、今先進国には求められています。さもないと、誰もができる仕事はグローバル化の中では安い国にアウトソーシングされるのです。

3.Appleに見える、先進国の向かうべき姿

では、先進国はどうすべきなのか?
わかりやすい例がAppleの iphoneだと最近考えています。iphoneをお持ちの方は、iphoneの裏面にこうかいてあるのが確認できるはずです。

Designed by Apple in Califolnia Assembled in China.

i phone のデサインはアメリカのカリフォルニア、製造は中国です。同じようなスペックのものはどこでも作れる。それは中国企業であろうと、日本企業の東芝やソニーであろうと作れるんです。だけど、iphoneが与えてくれるワクワク、User Experienceの仕組みはアメリカのapple本社でしかデザインできないのです。

実はスティーブジョブズはappleのCEOに返り咲いた時、真っ先に会社の工場を売り払ったそうです。それは従業員に創造性のない仕事をさせたくなかったから。だから、クリエイティビティの必要なデザインを徹底し、ユーザーに新しい経験を与える製品をプラットフォームから設計し、人々を惹きつける広告を作っているのです。クリエイティビティがないと、製品のスペックだけでは差別化できないことをジョブズはわかっていたからです。

新しい価値を生み出す。これは世界を変えます。対照的に製造する、財務処理をする、と言った作業的なことは、新しい価値、付加価値を生み出すことができません。

携帯を例にすると、似たようなスペックをもつandroidの携帯はどこででも作れるようになったのです。だけど、付加価値、顧客にwowを与える携帯、i phoneはアップルにしか作れないのです。だから、Appleは世界一の企業になったと私は考えています。

このAppleのように付加価値を生みだすことを給料の高い先進国では求められており、付加価値を生みださない事務的な仕事がコストの安い国にアウトソーシングされていると考えています。

4.グローバリゼーションの本当の問題とは?

さて、さっきのフォーマットに戻りましょう。

新興国
1.物価が安い、給料が2万円でいい
2.ネット、物流のプラットフォームが揃った
3.英語や日本語ができ、スキルの高い人材がいる
-> 結果、工場やITのサポート、会計の会社が新興国に増える。顧客は世界中から

日本
1.コストが高い、給料は20万円
2.ネット、物流のプラットフォームは使える
3.○○が得意
->この○○の得意なところ今世界の中で見えてない。物作り? 高度医療? ん? 何なの?(実は経済産業省が特化する分野と言うのは選んではいるのですが。。)

世界の中での日本。この得意なところが見えてない、ちゃんと伝えきれていない。だから、日本という国のプレゼンスが低くなっています。合わせて、英語が通じない、人間関係や独自の商習慣、決定が遅い、年功序列で組合が強いとなると、日本以外の国にとっては複雑で、あまり日本とビジネスをやろうとは思わなくなります。ただでさえ、人口は減り、GDPも減る。右肩下がりの国に投資するより、コストが安く、伸びる新興国にお金が集まるのは当たり前です。 そして、下がり続けるしかない日本。これが私が日本に危機感を抱く理由です。

Hal_Jのまとめにもあったように日本で20万円の仕事を新興国では2万円でできる。同じような土俵で戦っても10倍の差が埋まるとは考えづらい。だから、日本でしかできないこと、20万円払っても価値あるもの、日本の強みを世界に発信していくしかないのです。そうしないと、仕事はどんどん奪われていってしまいます。

日本のマーケットは今後人口の低下にあわせて縮小します。そこで世界を相手に価値を提供する必要があるが、それが決まっていない、世界に認識されてない日本の構造が変わっていない。 せっかくコミュニケーションのプラットフォームのインターネット、物流というプラットフォームは充分に揃っているのに。。。。

というのが、再度、私が日本に危機感を抱く理由です。

では、何でグローバル化が問題になっているのか? 日本においては仕事や富がなくなるからではありません。英語ができないからリストラされる。。という話でもないのです。問題になっているのは変化のスピードがとてつもなく速く、誰も対応できていないことなのです。 さきほどAppleの例で書いた、日本ならではの価値。これを創る時間も、発信する時間も、その人材も整っていない。そしていつのまにか超円高になり、震災の対応もままならない。。。

グローバル化に対応するには国の制度も教育も大きく変えなければならないのに、変化のスピードが速すぎて行政も会社のトップも対応できていない。グローバル化が問題なのではなく、このスピードが速すぎること、組織や社会構造が対応できていないことが問題だと思っています。 

いくつかの本を見ていると、これに対しての解決策は二つあると言われています

1. 組織の在り方をピラミッド型からネットワーク型に変えること
2. 行政、企業、市民の距離を近づけ、三者が連携して問題に取り組むこと

この二つです。 夢物語のようなことですがこれは私自身、さまざまな活動を通じてようやく腑に落ちた部分です。この二つのやり方に変えないと、今のままではもう無理だと思っています。これは長くなるので次回、またブログに書きます。

5.#prayforjapanに見えたグローバリゼーションの本質

最後に私が一番実感したグローバリゼーションの例です。2011年3月11日、日本を襲った地震と津波をみて、Twitter上にあふれた #prayforjapan です。

グローバリゼーションが起こる前はああいうことは起こらなかったはずです。Twitterというプラットフォームがあることで、つぶやくことで祈りをささげ、それがtwitter上で可視化された。世界はつながっているんだと誰もが実感したと思います。あの世界中からのメッセージに涙した人も、勇気づけられた人もいたはずです。

テレビで流れる被害の状況とネット上にあふれる世界中からのメッセージ。その時、みなさん思いませんでしたか 「今、私にできることは何だろう」って。
節電した人、募金をした人、#prayforjapanとつぶやいた人、 自分のできること、得意なことって何だろう? 311の時、そう思った人は多いはずです。

twitterというグローバルなプラットフォームで発信ができ、facebookというグローバルなプラットフォームがあることで、仲間がすぐみつかる。Skypというプラットフォームを使えば英会話は格安で学べ、アマゾンという物流のプラットフォームを使えばものを送ることもできます。 やろうと思えば、個人で何でもできる時代なのです。

グローバル化もこれと同じ。 日本ができること、得意なことって何だろう。 プラットフォームが揃い、何でもできる時代。その時、私は何ができるのだろう? 何が本当にしたいのだろう?

実は今、これが問われていてまだみんな答えがでていない。 グローバリゼーションって、実はボトムアップなんです。世界につながっている大きなプラットフォームがいくつもあって、誰もが何やってもいい。やろうと思ったら何でもできる。世界がグローバル化によってフラットになった。だからもう階層のあるトップダウンの仕組みではないのです。ボトムアップなのです。

でも実は、何をやりたいか、得意なのかって自分では気づいていないし、これまであまり考えたこともなかった。ましてや、日本ってどういう国なの? これからこの国どうするの?と考えたこともなかった。自分自身のことも、自分たちの国も地域も実はみんなよく分かってない。 よく分からないし、これからのこともわからない。だから、今まで通りのことをやっている。だけど、何か不安。

うまく言えませんが、シンプルに考えると私はそういうことなのだと感じています。誰もこのスピードの早い時代のことがわからない。これまで右肩上がりだった時代は終わり、国も「経済大国」から新しい道を探し、みんなその中で新しい道を模索している。仕事が減って給料は減るかもしれない。そのときの生き方、社会のあり方、自分自身のあり方がまだ見えてない。 

だからこそ、自分で考えること、みんなで「これから」を考えることが必要だと思っています。

グローバリゼーションは、ドイツのベルリンの壁がなくなったところから始まったと言われています。今、日本でグローバル化の壁はどこにあるのか? それは、多分、自分自身の中。 壁は私たち一人一人の中にあるのです。やりたいことがわからない、自分自身がわからない、英語ができない。。。 と、自分たちで壁を作り、日本の中での文脈、今の文脈でしか話しができない。そして、よくわからないから、国や政治を責める。でも、彼らももうこの変化のスピードに対応できない。 今は上が決める というトップダウンではなくて、自分はこうありたい。というボトムアップが必要なんです。

何度も言いますが、プラットフォームは整いました。やろうと思えば世界を舞台に何でもできます。

では、あなたがやりたいことって何ですか? 得意なことって何ですか?

そして 日本人のいいところって何ですか?日本を世界の中でどのような国にしたいのですか?

今、個のあり方が問われている。これが私の思うグローバリゼーションとその答えです。

6.最後に

これから世界は大きく変わります。現在70億人いる人口が2050年には90億人になり、今の生活を続けると地球は二つ分必要だといわれるくらい、資源が枯渇するといわれています。そして、世界中に飢えに苦しむ人は10億人もいます。予測は外れるかもしれませんが、これは誰もが言っている地球の危機です。

でも世界はつながり、問題解決のためのコラボレーションは進みます。官も民も企業も国を超えてコラボレーションは進みます。  この時、日本の貢献が世界を救うと思っています。国土は狭く、資源は少ない、その中で小型化する技術もあれば、環境の技術もある。日本はすごい国なんです。少子高齢化や社会保障、資源の問題と世界の中でも課題先進国といわれる日本ですが、この課題をどう解決するのか? 世界が注目しています。

今、足りないのは 声を上げること。批判の声ではありません。批判しても行政も企業もこのスピードの速さに今ついていけてないのですから。 「今、自分にできることは何だろう?」 そういう声を一人一人があげることが必要だと思っています。 国や行政、企業の仕組みはこれから変わっていきます。そのとき主役は個人です。変えていくのも個人です。時間はかかるかもしれないけど、変わる。だって、日本は民主主義の国なのだから。一人で変えるのは大変。だから、つながり、仲間、絆が大事じゃないのでしょうか? 

グローバリゼーションは欧米のまねをすることでも、中国、インドが台頭することでも、先進国が貧乏になっていくことでもありません。
日本じたいがグローバルな視点で考えること、Japan is Japan です。だからこそ、日本のあり方、 世界の文脈での日本人のあり方、個人のあり方が問われているのです。グローバリゼーションの本質はボトムアップ。もう、フラット化した世界でトップダウンは合わない。みんなのボトムアップ、こうありたい!という声がこれからの社会には必要なのです。そして、それをまとめる新しいリーダーシップと組織の形も。夢物語かもしれせんが、2年前から悩み、私は今本気でそう思っています。

良かったら内向きではなく、これを機会にみんなで一緒に考えていってみませんか?「今、自分にできることは何だろう? これから自分はどうありたいのだろう?」って。 何度も繰り返しますが、やりたいことを実現するプラットフォームはもう整っているんですよ。

長文、読んでいただきありがとうございました。

 

この記事を読まれた方はこちらの これからの30年を考える7つのメガトレンド もどうぞ。10万人以上の方が読まれた記事です。

 

 

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