カテゴリー: これからの社会 (1ページ / 3ページ)

サンクスギビング、始めます

みなさん、こんにちは。野田祐機です。
ブログを書くのは久しぶり。みなさん、お元気でしたか?

実は8月ごろから、Facebookからもブログからも離れていました。
全然、ネット上に現れないから、色んな人から心配のメールを結構頂きました。
お気づかいありがとうございます。 大丈夫、私、ちゃんと生きてます(笑

 

さて、今日は10月20日。ずっとこの日を待っていました。今日は、とあるビジネスコンテストの発表日。ぼくがずっと考えていた事業が、書類審査にパスし、最終選考に残りました。まずは入選確定です!!

金の卵発掘プロジェクト2014 一次審査 結果発表

 

ぼくが進める事業の名前は、「サンクスギビング」。そう、あのアメリカである感謝祭、サンクスギビングデーからとっています。名前の通り、サンクスギビングデーを日本にあわせた形で地域経済活性化支援としていきます。

 

サンクスギビングは、本当は助けあいジャパンの事業として実施する予定でした。ただ、色んなことがあって、今回は私が起業し、株式会社で事業を展開します。「助けあい」から生まれた「ありがとう」の事業。それが、サンクスギビングです。

 

 

今回、私が入選したのは、ただのビジネスコンテストではありません。
金の卵発掘プロジェクトと言って、株式会社経済界が主催する次代を担う起業家を発掘・応援するプロジェクトです。この会社は経済界という、経営者向けの雑誌を発行しており、50年も続いている歴史ある雑誌です。一般の人には馴染みが薄いかもしれませんが、この経済界主催の交流会や表彰式には、大手企業の社長が多数出席されるほど、経済界では有名な雑誌です。

 

今回、書類審査にパスし、入選が確定したことで、そのような雑誌に取り上げられることもあるし、何より、今度は最終審査としてプレゼンの機会が与えられます。この最終審査で、グランプリと優秀賞、入賞が決まります。

最終審査の審査員はこのように有名な方ばかり。

審査会場では、大手企業の方や銀行、ベンチャーキャピタルの方が参加され、ここでプレゼンすることが、事業の発展に大きなつながる可能性があるといわれています。まさに若手起業家=金の卵へのプロジェクトなのです。

 

少し話は変わりますが、ぼくは、今、公益社団法人助けあいジャパンの代表ではありません。ご存知でない方も多いのですが、8月からは理事として引き続き関わっているものの、新しい体制で進められています。組織的なことでもあるので、ここでは細かく書きませんが、こちらのリリースを。

 

2012年の8月から助けあいジャパンの代表となってちょうど2年。その間にも色んなことがありました。たくさんの方に支えていただき、たくさんの方にご心配と多大なご迷惑をおかけしたのも事実です。色んなことが重なって、今年の8月からはネットでの発信や、人にお会いするのも極力控えていました。

 

その間、公私ともに本当に色んなことがありました。そんな時、私を信じてくれた、家族や友人、仲間、関係者から、たくさんの励ましの言葉やサンクスギビングへのアドバイスをいただきました。本当に嬉しかったです。

今日の入賞は私にとっては一つの節目です。今日から動き出します。これを機に色んな方にお話させていただき、Facebookやブログで発信も始めます。8月から今日までの一つの区切り。自分なりの節目と思って、ずっとこの発表を待っていました。

 

そして、今回の入賞は、私を信じて頂いた方へ、少しだけ恩返しができたかな?と思っています。「みなさんの支えのおかげで、無事、一次審査通りましたよ。」ってね。事業はまだまだこれから。最初の一歩。でも、こうやって選ばれたことは、少しだけ、本当に少しだけですが、みんなへ恩返しができて嬉しいです。ぼくとしても、選ばれたことで自信を取り戻しました。本当にありがとうございます。

 

さて、サンクスギビングの事業は、これからです。必ず結果だします。
今度は東北はもちろん、日本全国の地域経済を活性化していきます(地域活性化ではなく、地域経済活性化がポイントです)

事業の詳細は、すっごく書きたいけど、また今度でも。この事業は私自身が、ものすっごくワクワクしてることだけは、お伝えしておきます。 そして、早く動きたくてウズウズしています。これからも感謝を忘れず、1つずつ進めていきます。ぼくのみんなへの恩返しは、まさにこれからです。必ずこの事業でお返しします。

 

改めまして、今日からサンクスギビング、始めます。
今日から、また、動き始めますのでよろしくお願い致します。

自然災害の被害額、世界で100兆円

 

今年は2012年。 21世紀に入って、もう11年が経過しています。この10年弱で100兆円ものお金が世界から消えた話をご存知ですか?

このタイトルは釣りではありません。100兆円以上ものお金が消える、経済損失が世界中で実際に起こっているのです。100兆円といってもあまりに大きすぎてイメージが浮かばないので、まずは100兆円の話からはじめましょう。

 

100兆円あったら何が買えるのか?

「あー、1億円くらい宝くじで当たらないかな?」という人は夏や冬に多いと思います。

100兆円って、1億円の100万倍。 すごいなーと思って自分で書いてみたものの、1億円の100万倍ってよくわからない数字だ(笑

 

よく分からないので、アプローチを変えてみましょう。 100兆円あったら何が買えるか考えてみました。 飛行機がいくら、ミサイルがいくらってのがよくあるが、100兆円あったらそれくらいは楽々買えてしまいます。

さすがに国は買うことはできないので、会社の時価総額で考えてみました。会社の時価総額=株価×発行株数 なので、株を買い占めた時の値段となります。 あくまで例、参考値で考えてくださいね。

世界時価総額ランキングより

 

100兆円あったら、時価総額の世界一のスティーブ・ジョブズが作ったアップルを購入できます。アップルって、アップルの会社全部まるごとです! 株を買い占めれば自分で社長になることもできます!

ちなみにお釣りでマイクロソフトの株も全部買えます。 二つの会社を買収して、合併させて、パソコンOSのWindows 対 Mac の戦いを終わらせることも可能です(笑
さらにお釣りでgoogle の株も全部買えるし、IPO予定のfacebookなんて楽勝で買えます。Apple,Microsoft, google, Facebookの株を買い占めて乗っ取ることもできます。

 

ちなみに日本のトヨタは時価総額約10兆円。 トヨタクラスを10個買い占めることもできるし、日本企業のランキングトップ30に入る企業全部買えます。トヨタもホンダも日産も、ドコモもauもソフトバンクも全部です。ユニクロもパナソニックもソニーもぜーーーーんぶ、一気に買うことができます。あっ、ちなみにお金があってもすべての企業の株を買い占める事はできませんので、あくまでたとえ話ですよ。

 

100兆円ってすごい額なんです。これでみなさん、少しは100兆円のイメージ浮かびましたか?では、これからが本題です。

 

100兆円が世界中で消えた理由:自然災害

 

この約10年で世界から100兆円が消えた理由は、「自然災害」です。正確には115兆円もの経済損失が21世紀になってたったの12年の間に起こっているのです。 さきほどあげたアップル、マイクロソフト、google,facebook,トヨタが潰れた経済損失のインパクトと同じことが世界で起こっているのです。

 

これは少し前に国連の国際防災戦略(ISDR)が発表したデータです。 日本語のプレスはこちら。 時自ドットコム:経済損失、2000年以降115兆円=自然災害で昨年は最悪-国連

 

まずは、わかりやすいインフォグラフィックをご覧ください。

 

この12年間の累計の数字で、

  • 経済損失:1兆3 千億ドル (日本円で約115兆円)
  • 被災者は約27億人
  • 死者は約110万人

と報告されています。図から地震や津波、ハリケーンと今世紀に入ってさまざまな災害がほぼ毎年起こっていることも確認できます。

 

この自然災害の被害が増えてきているのは国連で観測されており、環境問題、温暖化、速い速度での発展、都市化の影響ともいわれています。 なので、この自然災害の被害が増えるというトレンドはこれからも続くといわれています。

 

特に昨年の日本の東日本大震災については、多くのことがコメントされており、

  • 自然災害において過去最大の被害額だったこと(被害額は最低でも2100億ドル:17兆6千億円)
  • たくさんの被災者はだしたものの、地震・津波などの予測警報が働き、地域においての教育がうまくいっていた例は見られる(これらが無かった場合は被害はもっと大きかったと考えられている)
  • 建築物の倒壊は津波が主であり、地震対策についてはある程度効果があったと考えられる
  • 地震→津波→原発の問題と、自然災害がもとに都市においても新たな危機が起こりうるとわかったこと
  • 地震→津波→原発と危機対応についてさまざまなことが複合的に起こり、対応が非常に難しいかった(過去に無い危機対応であったこと)

 

などがコメントされている。

そのほか

  • これまでで日本はGDPにおいて世界で一番経済被害が多く、世界で2番目に被災者が多い
  • 今後の災害対策については、予測警報の手配、地域の中での防災の知識向上、さまざまな役所、企業などでの協働 (pre-warning, Education and Collaboration) が必要とされている

ことが下記の国連のコンファレンスの中でコメントされています。

 

地球の環境の変化により、このような自然災害が増えることは予測されており、日本でもまた次の危機が起こるかは正直にわかりません。ただ、言えることは自然災害が、 100兆円もの経済損失があり、27億人:世界人口の約3人に一人が被災者となり、110万にもの人がすでに亡くなっている、我々の生活に非常に大きな影響を与える問題であるということです。

 

先にもかいた通り、今あなたが普段使っているパソコンのMicrosoft や iphoneのアップル、検索のgoogle、この記事を見つけたfacebookの企業の全てが潰れるほどの経済損失が起きています。 トヨタは毎年潰れるレベルの経済損失です。 これらがなくなる損失は容易にお分かりいただけると思います。

特に世界で最大の被害があった昨年の東日本大震災。

日本は世界で一番の地震大国。この国では震災のテーマは残念ながら、無くなりません。その中でどう生きていくのか? どう防いでいくのか? 防災も震災の後の取り組みも、うまくやっていく必要があると感じています。 そして、その知識を少しでも世界とシェアすることで、貢献ができればいいなと感じています。

 

21世紀に入って100兆円ものお金が消えたのは、自然災害が理由というお話。
もし、よければこの記事を機会に防災について、また去年起こった東日本大震災について改めて考えてもらうきっかけになればと思っています。

GWも近いです。予定を考え中の方は、ぜひこの機会にボランティアバスに乗って東北に行ってみるのもいいと思います。 詳細は助けあいジャパンのHPをぜひ!

 

*今回は被災者、死者の話はあえて触れず、分かりやすい記事にするため経済損失の部分にのみ焦点を当てていますのでご承知ください。

 

 

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先進国から変わる。日本人から変わる

先日、友人の加藤たけしくん、茜さんが主催されている@cafeのUstreamに出演させていただきました。

その中で考えさせられた、今、先進国の日本人という意味について書いていきたいと思います。

 

1.@cafe とUST について

まずは加藤たけしくん、茜さんが主催されている @cafeと前回のUstの内容について。@cafeは加藤夫妻が主催されているメディアで、FacebookページやUstreamを通じて情報発信をされています。月に一度、渋谷のUstream スタジオでUstをされており、すでに5回続いています。

通常月1回のUstですが、Ustスタジオのスケジュールが抑えられたこと、参加者の都合がついたことで特別編でのUst配信となりました。Ust はこちら

Video streaming by Ustream

200名以上の方にみていただき、ストリームにも質問を多数いただきありがとうございました。togetterはこちらですね。
今回はグローバリゼーションで何が起こるのか?というテーマで、先日のブログtogetterがきっかけで出演させていただきました。田村耕太郎さん、酒井 英禎さんとご一緒させていただき、大変刺激的なお話をさせていただきました。

田村さん、酒井さん、たけしくん、茜さんありがとうございました!

2.今、先進国の日本人であるという意味、変わり始めた日本人

さて、ここから本題。USTのあと、大変興味深かったお話しを 酒井さん(@elm200さん)からお聞きしました。そして、今回はこのお話を元に書きます。

酒井さんはブログでパブリックマン宣言をされ、話題に。酒井さんってクレイジーだなーと正直おもってました(笑 ブログが面白いので私も拝見しているのですが、ちょうどその日「先進国からモノ作りが消える日」 という記事を書かれていました。

細かい説明はブログ記事を見ていただきたいのですが、ポイントは

1.新興国で製造し、同じようなビジネスをする = これまでのやり方
2.先進国ならではの解決策、やり方を考える必要があるのではないか?

という二つを直接聞けたのが面白かったです。

どういうことかと言うと、今グローバル化で工場の海外移転とかアウトソーシングが問題になっていますが、 これはもう避けられません。日経やビジネス系のメディアは 今からは新興国だ! 中国、インドだ!と声だかに行って、製造拠点を移したりしてるけど、これって今までのやり方をただ新興国でやっているだけ。 このやり方はほんとに今までと同じことを伸びてる国でやっているだけ。考え方もやり方も何も変わっていません。What が同じで、Whereの国、場所が変わっただけです。

少しわかりづらいかもしれないのですが、このこれまでと同じ、 モノを作り、コストを抑え、利益を出すというのを先進国の企業がやると、それは先行者利益で勝てるかもしれないんだけど、先進国は先進国ならではの新しいやり方をすべき。 というのが酒井さんの意見だと感じました。

多分、読んでる人はわかりづらいと思う(笑 私も書きづらいんだけれど、一番いい例が パブリックマン。これまでこんなことやろうと思った人はいないし、10年前はネットだけで生活できるなんて思わない。 だけど、先進国こそがこういう新しい試みをし、社会をどう変えていくのか? 新しい基準で社会を豊かにしていくのか? ということを本気で考えること。 それこそが今、先進国がやる意味ではないのか? と思いました。

だから、酒井さんは少しでも社会通念を変えるようにパブリックマンを始められたのかな?と。
新しい価値観こそ、先進国が進んで世界に示していく必要がある。その中には失敗するのもある。だけど、チャレンジして、その失敗を許容しながらみんなが新しいことを試していく。そして社会が少しずつ変わっていく。そう感じた。  言葉で伝えるのが難しい。 そして、私の勘違いかもしれませんが、私にはそう感じられました。

3.クレイジーな人たちと新しい社会の変化

私はUSTの最後にも言ったのですがグローバル化とローカル化はやはり平行して起こっていて、国をどうする?個人がどうする?という話しが重要になっていると思います。
USTの最後も政治の話しになったように、日本をどうする? という話しは今後避けて通れません。 なぜなら、社会がグローバル化により速いスピードで変化しており、今までどおりではうまくいかないのは目に見えているからです。

そのときに日本人として3つのタイプがあると考えます。

1.スーパードメスティックな人たち

日本人の大多数の方です。パスポートを持っていない 人たちとしましょう。(統計では約7割の日本人)英語は苦手、情報ソースは主にテレビ。地方に多いタイプですね。これらの人たちは遅かれ早かれグローバル化の影響は受けますが、変化が少しずつ起こり、感じづらいため低賃金化、仕事がなくなったりします。あとはお年寄りの方もこちら。 語弊があるかもしれませんが、わかりやすく言うと、これまでと今を生きる人たちです。

2.グローバルな人たち

メーカーなどに勤務し、いつのまにか会社が外資に買われたり、業界的にグローバル化を感じている人たち(たとえば自動車や電気、機械メーカーの人たち)これらの人たちはいま英語を勉強し、これからグローバルなビジネス環境でも大丈夫なように勉強中。TwitterもFacebookも大好き。これから就職をする学生さんの大手志望の方もこちらに入ります。 これからの1-20年に対応、企業のグローバル化に対応する人たちです。

 

3.クレイジーな人たち

この人たちは無職・変人が多いです(笑  インターネットを中心に活動、発信し、これから先の価値観を発信しています。 良い例がパブリックマンの酒井さんや露出社会の玉置さゆりさん。お二人ともお会いしたことがあり、この人たちは実は変人ではなく、グローバル化のその先にあるもの。インターネットが起こすイノベーションや変化のそのさきの社会変革を主に考えていると感じています。時間の軸はおそらく10-50年後。 今の社会問題に対して、これまでのアプローチではなく、全体を俯瞰し、評価経済論やノマドといった本当に新しい考え方を見出しています。

現時点ではこの人たちはクレイジーな人たちと呼びましょう。 それはこの人たち以外のスーパードメスティック、グローバルな人たちにとっては、考えがほんとにぶっ飛んでるからです。でも、実はぶっとんでるのではなく、考えている時間軸と対象が違うだけ。 グローバル化や社会の変革をもっと大きな視点で考え、これからの社会がどうなるかを提唱し、考え方をかえることで今の問題を解決しようとしています。
これまでの時代もこういう人たちはいたはずです。ただ、今の時代が面白いのはブログやツイッターで情報発信が容易にでき、それに賛同する人たちが増え、コミュニティー化、クラスター化して、大きくなる可能性があるということです。

私はこの3パターンが今あると感じています。実はクレイジーな人たちは、イノベーターでもあります。ここの人たちは本当に変な人、口先だけ、ノマドやら露出やらで騒いでいるだけの人もいるかもしれません。 だけど、こういう人が増えると面白い社会になると思っています。そして、このようなクレイジーなことを先進国である日本は考える必要があると思っています。  理由はやはり、日本ならではだから。

少子高齢化、社会保障の問題、国の借金と課題が山積みの日本。何をやるべきかはみんなわかっているけど、対応ができない。 そのときに、どのような解決策をしめすか?何をからどうする、 What から How の議論が必要です。 年金、少子高齢化、と解決するべき、「何を」はやっぱりみんなわかってる、だけどできない。だって、どうやって、のHowかわからないから。このHow の議論の時に、これまでにない発想、イノベーティブな考えが必要になります。 それは本当にこのクレイジーな人たちの言うひょっとしたら見当違いのことから始まるかもしれない。 色んな本にもイノベーションは全然関係ない末端から起きるとも言われていますし、社会が変わるってそういうことだと私は思いはじめています。

企業でも最近は口すっぱくイノベーション、イノベーションと言う。モノづくりの現場でもそうです。だけど、その日本のモノ作りも曲がり角。パナソニックは赤字7000億円、エルピーダは倒産です。モノがないから松下幸之助さんは蛇口から水がでるようにと、モノを作りました。 みんなが豊かになって、家事、洗濯、娯楽のために色んなモノが生み出されました。モノが溢れて豊かに暮らせるはずが、仕事は相変わらず忙しく、若者に仕事はない。何か豊かさは感じられない日本。 そして、毎年の自殺者は3万人です。

今ってもうモノの時代じゃない気がしています。 社会が豊かになって、モノは溢れています。その先にどういう社会があるのか?今を見ればクレイジーな人たちはほんとにクレイジー。グローバルな人たちが本当は王道かもしれません。 だけど、長いスパンでみたら、彼らが言うことが少しずつ形になっていく気がします。 外れるものもあるだろうけど。だって、20年前にインターネットはないし、日本はまだ世界のNo.2だったのです。でも、 時代は変わっている。 インターネットの普及、グローバル化、SNSで人々はつながる。今本当に転換点だと思います。 仕事のない若者はネットで議論すればいい。 ニートになって、ネットに書き続ければいい。いつの時代も ワカモノ、ヨソモノ、バカモノしか、社会は変えられないのですから。

働かなくていいじゃん。失敗していいじゃん。 社会が豊かになったのだから。 その先の社会に何があるのか? これまでと違う社会通念、考え方はやっぱり日本から生まれてもいいのじゃないかな? 酒井さんがパブリックマンをはじめたように。 私はそう思いました。もうモノじゃないんですよね。

その未来の話をもっと真剣にする必要が、今、課題先進国にすむ日本人にはあると思っています。未来はウェブにある。私は酒井さんの熱い思いをきいて、新しい社会のヒントは日本のウェブにある。私はそう思っています。

補足

私は先ほどのグローバルな人たちだと思います。正確にはそういう人「でした」。これまで働かないニートやフリーターが嫌いでした。働いてナンボ、伸びている国で稼いで、競争に勝ってこそナンボ。そんな人でした。

ただ、このグローバルなやり方って、格差が生まれ、勝者、敗者がはっきりするゼロサムゲーム。競争の世界が行き着く先はやっぱり戦争なのかと最近思ってます。自分はグローバル化で勝者になれればいい。でも、その時にそれ以外の人、特にお年寄りや地方、後進国のアフリカに明るい未来はないんです。競争は行き着くところ一人占めの世界。その先に明るい未来はなくて、これからはやっぱり共有のシェアの世界が必要なのです。

そう感じ始めると、クレイジーな人たちは、みんながよい方向やこれまでと違う価値観、考え方、これまでとは違う社会の在り方を提示していることに気づき始めました。グローバルなやり方、企業のグローバル化は分かりやすいし、説明しやすい。だけどもう違う気がします。

これまでの常識にとらわれてると確かにクレイジーな人達はクレイジーなのだけど、これまでのやり方はやっぱりもう変えていくべきだと思う。その行き着く先は格差と戦争しかないのだから。そして、地球は一つしかない。前の記事で書いたけど、人口は90億人、地球の資源は枯渇する。グローバルでシェアしていくしか、人類に未来はないんですよね。 そんなこともあって、今回の記事は書きました。そして、実は書いてて何を言いたいか私もよくわからない(笑

もし質問ある方は話をしましょう。自分自身も話しながらまとめる必要があると思ってます。こんな話こそ、大真面目にしましょうよ! こんな話は課題先進国、の日本、変えていくしかない日本でしかできないことでしょうからね!
分かりづらいかもしれませんが、時間軸と新しい社会通念。そこが一番言いたいことです)

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これからの30年を考える7つのメガトレンド

2012年は自分の中で、これからの30年を生きる最初の年としています。

尊敬する中島明さんも新年のブログでそのようなことを書かれていたので、ここで一度30年後の世界がどのようになるのかまとめてみたい。

これから30年の7つのメガトレンド

1.加速する人口増加-2050年に人口90億人に-
2.枯渇する自然資源 -現在の生活スタイルを続けるには地球2個分の資源が必要-
3.高齢化する社会
4.リアルとネットの融合 -不可欠なインターネット-
5.個人、市民、NPOの台頭 –Power to the people, power of the crowd-
6.変わる組織 ピラミッドからネットワーク型へ
7.Happyが中心の産業の進化 –マーケットの成熟とサービスの進化-

7つのメガトレンドとして、最初の3つは信頼できるソースの予測を元に、後の4つは書籍や自分の経験からまとめていきます。最初の3つは基本的でつまらないかもしれないので、その場合は後半の4つをどうぞご覧ください。

1.加速する人口増加 2050年に人口90億人に、影響力を増す中国、インド、アフリカ

 

これからの世界を語る時に、一番大事なポイントが人口の増加です。国連がまとめた資料によると、世界の人口は2011年10月31日に70億人になり、2050年には90億人になると予測されています。 この情報は世界各国の政策、大企業の経営予測に反映されている、現段階でこれからを予測するのに重要かつ最も信頼できる情報なので、まずこのポイントは覚えておいてください。図は国連のHPより

図でも分かるとおり、産業革命以降爆発的な人口の増加が続いています。今後、特に人口が増える地域は、アジア(特に中国、インド)、アフリカ地域です。

 人口が増えるとGDPは増える傾向にあるので、人口増加と比例して世界の中で中国、インド、アフリカの影響力が大きくなり、人口が減少していく先進国の影響が相対的に小さくなることは容易に予測できます。GDPの将来予測にはさまざまなものがあるのですが、信頼されるソースで最近のものがなかったのでこの辺でとめておきましょう。

国連は人口増加についての問題で7つあげていますが、日本人にとって世界人口が増えることでの特に重要な問題は、

1.地球環境の保護、資源の枯渇
2.高齢化の社会的な影響
3.都市化

があると考えています。

 1,2についてはこれが環境問題、社会問題になるので次のトレンドとして書いていきます。3の都市化については以前のブログで一部書いているのではそちらを参照下さい。

 人口増の問題やそれに対する解決策、新しい産業の可能性はさまざまなものがあります。人口増はこれからの世界を考える基本となるので、興味ある方は World Population prospects:The 2010 revision,日本語で概要のまとまったこちらの世界人口白書がおすすめです。

2.枯渇する自然資源 -2050年 現在の生活スタイルを続けるには地球2個分の資源が必要-

人口増加により増える食料、水、エネルギーの消費とこれまでの経済発展を優先した自然破壊は地球に大きな負担をもたらしています。

WWFのLiving Planet report 2010では、2050年までに人々が今の生活を続けた場合、地球2個分の自然資源が必要になるといわれています。当たり前ですが、地球は1つしかありません。それが2つ分必要になるほど、人口増加とこれまでの環境破壊は大きな影響であり、解決しないと世界中で資源、特に食料、水、エネルギーが枯渇します。食糧問題、水問題、エネルギー問題が声高にさけばれるのには、こういった背景があるのです。

簡単に関係するデータをまとめて紹介します

・2050年 現在の生活スタイルを続けるには地球2個分の資源が必要 WWF report

・人間が直接利用できる水は地球上の水の1%にも満たない UNESCO World Water Assessment Programme (WWAP)

・2035年までにエネルギーの需要は今よりも33%伸びる   IAE  World Energy Outlook 2011

IAEのレポートには福島原発の世界のエネルギー産業への影響も書いてあるので、気になる方はぜひどうぞ。

3.高齢化する社会

少子高齢化といわれ続ける日本。 この現象が今後世界中で起こり始めます。 特に顕著なのが先進国です。下記のグラフをご覧ください。

1950,2010,2050年における全人口のうち65歳以上が占める割合を示したグラフです。2010年から2050年の間に急速に65歳以上の方が右肩上がりで増えているのがわかります。

日本では3人に一人、先進国は4人に一人、世界では6人に一人が65歳以上になります。

この問題は日本では以前から言われてきた

1.社会保障費の増加.
2.世代間格差
3.労働人口減少、人口減少

 が世界的に問題になります。 特に先進国ではこれらを政策的にどう対応するかが焦点となります。

2050年をみると日本以上に緊急なのが、韓国、中国です。下記のグラフをみてください。

韓国は2050年までに急激なカーブで高齢化社会へ突入。 中国は2025年に人口14億人をピークとし、2050年に13億人にと少子高齢化社会へと変わります。中国の4人に1人が65歳以上なので、3億人以上の高齢者がいる社会となります。

この急速な高齢化は先ほどあげた3つが重くのしかかってきます。その時に真っ先に高齢化社会になっている日本がどのような解決を示すのか? 近隣の韓国、中国の影響を与えるかがポイントになってきます。

人口減少に関しては移民の話もよく言われます。アジアの経済大国、日、韓、中が移民政策をとった場合に間違いなく社会構造、アジアの文化が変わります。 高齢化とあわせてこのあたりもグローバルな視点で見ておく必要があると感じています。なにせ先進国は人口減少、途上国は人口増加という真逆のトレンドですので。

4.リアルとネットの融合 -不可欠なインターネット-

 ここでは少しテクノロジーの話を。電気自動車、クリーンエネルギーなど新しいテクノロジーが生まれていますが、必ずこれから30年間で重要になるのがインターネットです。
私はインターネットコンサルでもないし、それほど詳しいわけではありませんが、これからも世の中に最も影響を与えるものがインターネットです。ネットとリアルの壁が無くなり、より生活・社会に重要になってきます。

ここではツールやfacebookが。。といった話はしませんが、大きな視点でインターネットを見てみましょう。

インターネットの特徴

  1. Openであり、誰もが参加ができる
  2. フラットかつスピードが速い
  3. 一つの巨大なプラットフォームに世界中から参加できる(距離の壁を越える)

この三つの特徴が何をもたらすのかというと、

  1. 世界中の人がつながり、問題解決のコラボレーションを促進する
  2. 階層がなくなり、事業や社会変化のスピードを上げる
  3. 人種、年齢、性別を超えて、実力のある人が富を手に入れることができる。(反面、Super competition を引き起こす)

このようなことがリアルな世界でも起こりうると考えています。今の携帯のアプリ、ネットサービスをみればわかりますが、最初から世界をマーケットにローンチしています。これらのサービスは基本パソコンでコードとデザインができれば誰でも参入できます。参入障壁がとてつもなく低く、年齢、地域、性別を問わず誰にでもチャンスがある代わりに、世界中の人との競争をする必要があります。

リアルに影響を及ぼすといった意味でそれをよく表しているのがWikipediaやLinuxなどのプロジェクト、大きなくくりでいう Web 2.0の概念です。

私が言いたいのは、2000年ごろから始まったこのWeb 2.0の概念がリアル世界に影響をもたらすのがこれからの30年です。ユーザーの参加、信頼、分散、ロングテールといった、このWeb 2.0の概念がいよいよ現実の世界に影響を及ぼし世界を変えていきます。そしてWebとリアルの境界線はほとんどなくなってきていると感じています。

その実例を以降で紹介しましょう

5.個人、市民、NPOの台頭 –Power to the people, power of the crowd-

さきほど書いたWeb2.0の概念が顕著に現れるのが、個人の台頭です

インターネットの登場により、

  • コラボレーションが容易になったこと
  • 知識量が増えたこと
  • 情報発信ができるようになったこと
  • 変化の速度が速まったこと

 が影響を及ぼしています。

それこそWikipediaのような群集の力をかりてつくる辞書や、Readyfor などのソーシャルファンディングに代表されるように、これまで一部の人の力が社会に大きな影響をあたえていた構造が、たくさんの人の小さな力があつまって大きな影響力を持つようになっています。

特に市民、その市民活動の一つのNPOが今後影響を持つようになります。行政、企業、NPOといったこれまでバラバラに活動していたものが、今後はより密接に連携して問題解決を図ります。

実は先日、これを体感したことがありました。 世界銀行のセミナーで助けあいジャパンの石川さんがプレゼンをされ、そのQ&Aセッションで各国の大使館のPR担当、日本の外務省の方が積極的に情報発信について質問されていました。 特に英語での発信については外務省、内閣府の方がアドバイスを求められていました。

その時感じたのが、「国がNPOにアドバイスを求める」。 協働が始まっていることを実感しました。これまでは国の方針、やり方に従っておけばよかった。トップや「中央」と呼ばれるものが全てを支配し、周りは従うだけ。 でも今はNPOや市民団体に国や公の機関がアドバイスを求める時代なのです。協働が進む時代なのです。それだけ変化が激しい時代なのです。

その様子はこちらのUSTでみれますので、ぜひ見てください。 すごい時代だと実感しますよ。

 

6.変わる組織 ピラミッド型からネットワーク型へ

先ほどの市民の台頭とあわせておきるのが、組織のあり方が変わってきます。ゲイリーハメルの経営の未来の言葉を借りると、「未来は容赦しない」のです。

20世紀を代表するGMが倒産し、googleなどの若い企業が伸びている理由はこの組織運営にあるといわれています。

現在の組織の特徴

  • ピラミッド型
  • 階層により権限の序列が築かれている
  • 一人一人の仕事の範囲が定義され、目標が明確化されている
  • 縦のコミュニケーション:戦略、伝達はトップからボトムへ
  • トップの判断で全てが決まる
  • 規律、ルールが整い、製品やサービスの品質は均一化する

このピラミッド型組織が今変わりつつあるのです。

既にグーグルやゴアテックスなどの有名企業、またLinuxなどのオープンソースのプロジェクトではこれとは違う組織体形をとりつつある。もちろん、私が関わっているプロジェクトもそうありつつあると感じます。

これからの組織はこのピラミッドではない。格子型、ネットワーク型ともいわれる新しい形です。

ネットワーク型の組織が生まれる最大の理由は、「変化のスピードが早い」からという一言につきます。変化はいつの時代も常にあるのですが、その変化のスピードが早いということがここ10-20年の大きな変化なのです。 そこにネットによる情報過多が恒常化し、下記のようなことが起こっています。

  1. スピード化によりトップの情報収集、意思決定の遅れが全体へのインパクトが大きく、中央集権型では対応できなくなってきている
  2. 情報が多いため、本来乖離しているはずの経営トップと現場の知識格差が狭まる(情報格差ではなく、知識格差。今の時代MBAの知識はネットで学べる。経験は別)
  3. スピードが早く問題が複雑化することで目の前のことを淡々とこなす作業から、さまざまなことを平行して進める必要がでてくる(決められたことをやるだけでは対応できない)

この3つのことから、ネットワーク型組織では下記のように運営が行われる

ネットワーク型組織

  • 階層がフラットでリーダーはまとめやく、調整役となる。個人には専門性と自発性が求められる
  • 一人一人の仕事の範囲は幅広く、時にそれぞれが連携しながら仕事を進める
  • 情報は基本的に全体にオープン。コミュニケーションは横方向
  • 全員の投票または合議で意思決定が行われる
  • 各自の自主性が尊重され、イノベーティブなアイデアが多くでる。反面品質、クオリティーにばらつきがある

よくジャズ型の組織といわれることがありますが、ネットワーク型組織は基本は個人の自発性と専門性が重要になります

実はピラミッド型組織はフォードが車を大量生産した時代にほぼ完成したといわれています。 決められたことをやる労働者とそれを監督するマネージャー。 その当時の企業規模はだいたいが50人以下でスピードも遅い。 実は我々は100年前から同じ組織の形をしているのです。時代にマッチしないのも当たり前な気がしています。 詳細は経営の未来を見てみてください

7.Happyが中心の産業の進化 –マーケットの成熟とサービスの進化-

ハッピーな世界に! と書くと、頭おかしいんじゃないの?と言われますが、あえてまじめに書こうと思います。世界がハッピーな方向へ向かうことは実はドイツで有名なコンサルタントに聞いた話が元になります。 下記の図をご覧下さい

これはIndusrty shift と言って、産業がどのように発展し、企業がどのような方針をとるべきかを表した図です。シンプルな図ですが、これをそのとき聞いた誰もが納得した図です。

左から右に産業やお客が求めるものになっており、

原料の産業が飽和したら、製品を作り出す産業が生まれ、
製品の産業が飽和したら、サービスを作り出す産業が生まれます。
最後のサービスの産業が飽和したら、次はハッピーを生み出す産業が生まれてくる

といった内容です。 飽和としていますが、簡単にいうと競争が激化するからつぎの産業にシフトせざるをえないとお考え下さい。さまざまな企業が製品からサービス化への流れへとシフトしているのは容易にお分かりかと思います。車、ブランド品 といったモノがあまり売れなくなり、旅行やエステ、スポーツジム、電話やネット(コミュニケーション)などのサービス産業にお金はシフトしています。

そのサービスの産業が飽和、または差別化するときには、お客様にハッピーを届けるしか差別化できないと言われているのです。

今、現段階でこのハッピーの産業にいるのは、たった一社。あの、ディズニーランドを経営するディズニーだけ。ディズニーではなく、ディズニーランドというのが正しいかもしれません。ただ、最近良く聞くザッポスやリッツカールトンのように顧客を引き寄せるサービスを提供するところは実はハッピーの産業へのシフトしているとも考えられます。

よく言われるホスピタリティーとはこういうことなのかも知れません。 今はサービス産業も競争が激化しています。お客様にいかにハッピーを届けるか? どうホスピタリティーを提供するか? これって実は日本人に得意な分野です。

ハッピーという経験、おどろきが大事といわれますが、今後はそこに人はお金を使うのです。 だからこそ、企業はホスピタリティーを徹底し、社会のためにCSRも徹底していきます。 大きな視点で見ていくと、産業が成熟化し競争が激化することで、世界はハッピーな方向に進んでいると考えます。

ちなみにザッポスでは人材をY理論(人は本来よいことをするものだ)ということに基づいて運営されています。 基本、人は善意というのは、Web2.0で唱えられているユーザー参加型でも言われていることです。 こう見るとWeb2.0の概念がリアルな世界に移ってきているのがお分かりいただけるかもしれません。

最後に

MBAはもう古い。 私はある役員にそういわれたことがあります。(私の会社はMBAホルダーがいっぱいいる外資です)これからは心理学や人に関わることが重要になる。とその方はおっしゃっていました。

私は化学業界にいて、まさにマテリアルを作る産業にいるのですが、部署では製品を作り、サービスも提供する。今、みんなが口をそろえて言うのは、お客様のハッピー。そこでしか差別化がもうできません。さきほどのIndustry shift を毎日実感しますし、組織の形がネットワーク型に変わりつつあるのも感じます。

お客様にハッピーを届けるときに、一番大事なのは人です。 営業担当やコールセンターの人。この人たちの対応力が企業のコアバリューになるのです。ディズニーランドがキャストを大事にし、リッツカールトンが従業員に20万円の権限を与え、ザッポスのコールセンターの人たちが顧客と長電話できるのは、彼らの対応こそがハッピーを届ける企業のコアバリューだからです。

上に上げたトレンドで、共通するのは「人・個人」です。 人口は増え、高齢化、組織の形態は変わっていきます。世界がフラット化したからこそ、階層がなくなり最小単位である個人が台頭する時代が現れたのです。
これから30年、実は一番のビックトレンドは人・個人。

Facebookで毎日つながり、情報をシェアする。 これほどまでにも人がつながるとは、5年前では考えなかった状況です。インターネットは20年前にはなかったんですから、これから30年で社会がどうなるか、わからないですよね。

私は30年後の社会がどうなるか楽しみです。そして、その時社会を作るのはもう私たち市民の時代と思っています。

 

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P.S 今回はトレンドをポジティブに書きましたが、世界的にみたら人口増加による貧困が最も解決すべき課題というのを忘れずに書いておきます。そして、格差も広がります。 比較的豊かな先進国に住むものとして、どのように課題解決に貢献すべきか? この部分はまた別の機会に

togetterにまとめきれなかった、グローバリゼーションの本質

先日まとめたグローバリゼーションのtogetterが思いのほかバズってしまいました。

友人に不安を与え、さまざまな人に変な誤解を与えてしまったので、きちんと説明したいと思います。140文字では伝えられないので、長いですが私の考えを書きます。

1.togetterをまとめた背景
2.フォーカスされる、グローバリゼーションの悪い部分
3.Appleに見える、先進国の向かうべき姿
4.グローバリゼーションの本当の問題とは?
5.#prayforjapanに感じたグローバリゼーションの本質

1.togetterをまとめた背景

私は外資で働いています。業界で世界最大の会社です。そこで日々グローバル化の波を感じています。世界最大というのはこういう時にスケールが違って勉強になります。これらがトウギャッターにまとめた海外でのITサポートの件やスピードの速さなどです。

グローバリゼーションで一番驚いたことが、日本でやっている仕事を、日本よりも安い給料でやっているところです。これは私がつぶやききっかけになったHal_Jのまとめた、月給20万円で働く日本人、月給2万円で働くアジアの人々。をみてください。

私がこれを実感した記事がこちら。 酔ってるけどかなり凹んでいたのを覚えています。どう伝えてよいか分かりませんが、同じ仕事を英語も完璧に安い給料でやってる人達がいた時に、私は自分の価値がわからなくなりました。そして、外資といえど社内にある日本的なやり方、日本の今の現状に不安を覚えました。

これから、世界はこうなるのかと ? そして、日本人が高い給料をもらう価値って何なのかな?
そこからグローバリゼーションについて考えはじめました。

具体的な話はフラット化する世界、マーケティング3.0、ハイコンセプトあたりをお読みください。そこに全てが書いてあります。 ここからは、私が思うことを書いていきます。

2.フォーカスされる、グローバリゼーションの悪い部分

先に悪い部分を書きましょう。グローバリゼーションが起こると、仕事やお金が他の国にいってしまいます。 これがtogetterに書いた財務、人事、ITサポート系のパソコン、ネット、ある程度の知識があればできる仕事が移るのです。このような「需要が多く、スキルを比較的短期間に身につけやすい」仕事は、どの国でも需要があるためコストが安いところに仕事が流れます

なぜ、仕事が海外に行くようになったかと言うと、
1.IT化によりコミュニケーションコストが低くなった (ネット、スカイプですぐ連絡がつく)
2.世界の貿易、物流コストが下がった
3.英語が世界的に共通言語となり、コミュニケーションがどこの国ともとれるようになった

これらのことがあげられます。わかりやすく書くと、コミュニケーション、物流のプラットフォームが使いやすくなった。としておきましょう。
これらの仕事が他の国にいくと、その国の雇用は増え、経済は活性化します。でも、無くなった国は仕事とその人たちの富が減っていきます。ただ、これは先進国の立場であるため、仕事が移転している新興国の立場で一度考えてみましょう。

新興国の立場
これらの国はこれまであまり産業もなく、経済もあまり活性化していませんでした。それが
1.物価が安い、月給はなんと2万円でよい
2.ネット、物流のプラットフォームが揃った
3.英語や日本語ができ、スキルの高い人材がいる

というものを武器に世界中から、工場やサービスセンターの仕事を獲得しています。彼らの仕事は国内ではありません、世界中から受託しているのです。この世界中からというのが、ミソなんです。
彼らの武器は低コストでクオリティーの高い労働力がいること。それを武器に世界中から仕事を集めています。

では、これが先進国ではどうでしょうか?
先進国
1.コストが高い、給料は20万円
2.ネット、物流のプラットフォームは使える
3.○○が得意

と先ほどと同じフォーマットで考えたところ、高い給料を払ってまで世界が欲しいと言われるモノやサービスが提供できていません。 世界に目を向けているかと言われると日本だとクエスチョンマークがつくと感じています。(国内はもう今後先細りにも関わらず。。。)

この高い給料を払って、価値の高いものを生み出す仕事が、今先進国には求められています。さもないと、誰もができる仕事はグローバル化の中では安い国にアウトソーシングされるのです。

3.Appleに見える、先進国の向かうべき姿

では、先進国はどうすべきなのか?
わかりやすい例がAppleの iphoneだと最近考えています。iphoneをお持ちの方は、iphoneの裏面にこうかいてあるのが確認できるはずです。

Designed by Apple in Califolnia Assembled in China.

i phone のデサインはアメリカのカリフォルニア、製造は中国です。同じようなスペックのものはどこでも作れる。それは中国企業であろうと、日本企業の東芝やソニーであろうと作れるんです。だけど、iphoneが与えてくれるワクワク、User Experienceの仕組みはアメリカのapple本社でしかデザインできないのです。

実はスティーブジョブズはappleのCEOに返り咲いた時、真っ先に会社の工場を売り払ったそうです。それは従業員に創造性のない仕事をさせたくなかったから。だから、クリエイティビティの必要なデザインを徹底し、ユーザーに新しい経験を与える製品をプラットフォームから設計し、人々を惹きつける広告を作っているのです。クリエイティビティがないと、製品のスペックだけでは差別化できないことをジョブズはわかっていたからです。

新しい価値を生み出す。これは世界を変えます。対照的に製造する、財務処理をする、と言った作業的なことは、新しい価値、付加価値を生み出すことができません。

携帯を例にすると、似たようなスペックをもつandroidの携帯はどこででも作れるようになったのです。だけど、付加価値、顧客にwowを与える携帯、i phoneはアップルにしか作れないのです。だから、Appleは世界一の企業になったと私は考えています。

このAppleのように付加価値を生みだすことを給料の高い先進国では求められており、付加価値を生みださない事務的な仕事がコストの安い国にアウトソーシングされていると考えています。

4.グローバリゼーションの本当の問題とは?

さて、さっきのフォーマットに戻りましょう。

新興国
1.物価が安い、給料が2万円でいい
2.ネット、物流のプラットフォームが揃った
3.英語や日本語ができ、スキルの高い人材がいる
-> 結果、工場やITのサポート、会計の会社が新興国に増える。顧客は世界中から

日本
1.コストが高い、給料は20万円
2.ネット、物流のプラットフォームは使える
3.○○が得意
->この○○の得意なところ今世界の中で見えてない。物作り? 高度医療? ん? 何なの?(実は経済産業省が特化する分野と言うのは選んではいるのですが。。)

世界の中での日本。この得意なところが見えてない、ちゃんと伝えきれていない。だから、日本という国のプレゼンスが低くなっています。合わせて、英語が通じない、人間関係や独自の商習慣、決定が遅い、年功序列で組合が強いとなると、日本以外の国にとっては複雑で、あまり日本とビジネスをやろうとは思わなくなります。ただでさえ、人口は減り、GDPも減る。右肩下がりの国に投資するより、コストが安く、伸びる新興国にお金が集まるのは当たり前です。 そして、下がり続けるしかない日本。これが私が日本に危機感を抱く理由です。

Hal_Jのまとめにもあったように日本で20万円の仕事を新興国では2万円でできる。同じような土俵で戦っても10倍の差が埋まるとは考えづらい。だから、日本でしかできないこと、20万円払っても価値あるもの、日本の強みを世界に発信していくしかないのです。そうしないと、仕事はどんどん奪われていってしまいます。

日本のマーケットは今後人口の低下にあわせて縮小します。そこで世界を相手に価値を提供する必要があるが、それが決まっていない、世界に認識されてない日本の構造が変わっていない。 せっかくコミュニケーションのプラットフォームのインターネット、物流というプラットフォームは充分に揃っているのに。。。。

というのが、再度、私が日本に危機感を抱く理由です。

では、何でグローバル化が問題になっているのか? 日本においては仕事や富がなくなるからではありません。英語ができないからリストラされる。。という話でもないのです。問題になっているのは変化のスピードがとてつもなく速く、誰も対応できていないことなのです。 さきほどAppleの例で書いた、日本ならではの価値。これを創る時間も、発信する時間も、その人材も整っていない。そしていつのまにか超円高になり、震災の対応もままならない。。。

グローバル化に対応するには国の制度も教育も大きく変えなければならないのに、変化のスピードが速すぎて行政も会社のトップも対応できていない。グローバル化が問題なのではなく、このスピードが速すぎること、組織や社会構造が対応できていないことが問題だと思っています。 

いくつかの本を見ていると、これに対しての解決策は二つあると言われています

1. 組織の在り方をピラミッド型からネットワーク型に変えること
2. 行政、企業、市民の距離を近づけ、三者が連携して問題に取り組むこと

この二つです。 夢物語のようなことですがこれは私自身、さまざまな活動を通じてようやく腑に落ちた部分です。この二つのやり方に変えないと、今のままではもう無理だと思っています。これは長くなるので次回、またブログに書きます。

5.#prayforjapanに見えたグローバリゼーションの本質

最後に私が一番実感したグローバリゼーションの例です。2011年3月11日、日本を襲った地震と津波をみて、Twitter上にあふれた #prayforjapan です。

グローバリゼーションが起こる前はああいうことは起こらなかったはずです。Twitterというプラットフォームがあることで、つぶやくことで祈りをささげ、それがtwitter上で可視化された。世界はつながっているんだと誰もが実感したと思います。あの世界中からのメッセージに涙した人も、勇気づけられた人もいたはずです。

テレビで流れる被害の状況とネット上にあふれる世界中からのメッセージ。その時、みなさん思いませんでしたか 「今、私にできることは何だろう」って。
節電した人、募金をした人、#prayforjapanとつぶやいた人、 自分のできること、得意なことって何だろう? 311の時、そう思った人は多いはずです。

twitterというグローバルなプラットフォームで発信ができ、facebookというグローバルなプラットフォームがあることで、仲間がすぐみつかる。Skypというプラットフォームを使えば英会話は格安で学べ、アマゾンという物流のプラットフォームを使えばものを送ることもできます。 やろうと思えば、個人で何でもできる時代なのです。

グローバル化もこれと同じ。 日本ができること、得意なことって何だろう。 プラットフォームが揃い、何でもできる時代。その時、私は何ができるのだろう? 何が本当にしたいのだろう?

実は今、これが問われていてまだみんな答えがでていない。 グローバリゼーションって、実はボトムアップなんです。世界につながっている大きなプラットフォームがいくつもあって、誰もが何やってもいい。やろうと思ったら何でもできる。世界がグローバル化によってフラットになった。だからもう階層のあるトップダウンの仕組みではないのです。ボトムアップなのです。

でも実は、何をやりたいか、得意なのかって自分では気づいていないし、これまであまり考えたこともなかった。ましてや、日本ってどういう国なの? これからこの国どうするの?と考えたこともなかった。自分自身のことも、自分たちの国も地域も実はみんなよく分かってない。 よく分からないし、これからのこともわからない。だから、今まで通りのことをやっている。だけど、何か不安。

うまく言えませんが、シンプルに考えると私はそういうことなのだと感じています。誰もこのスピードの早い時代のことがわからない。これまで右肩上がりだった時代は終わり、国も「経済大国」から新しい道を探し、みんなその中で新しい道を模索している。仕事が減って給料は減るかもしれない。そのときの生き方、社会のあり方、自分自身のあり方がまだ見えてない。 

だからこそ、自分で考えること、みんなで「これから」を考えることが必要だと思っています。

グローバリゼーションは、ドイツのベルリンの壁がなくなったところから始まったと言われています。今、日本でグローバル化の壁はどこにあるのか? それは、多分、自分自身の中。 壁は私たち一人一人の中にあるのです。やりたいことがわからない、自分自身がわからない、英語ができない。。。 と、自分たちで壁を作り、日本の中での文脈、今の文脈でしか話しができない。そして、よくわからないから、国や政治を責める。でも、彼らももうこの変化のスピードに対応できない。 今は上が決める というトップダウンではなくて、自分はこうありたい。というボトムアップが必要なんです。

何度も言いますが、プラットフォームは整いました。やろうと思えば世界を舞台に何でもできます。

では、あなたがやりたいことって何ですか? 得意なことって何ですか?

そして 日本人のいいところって何ですか?日本を世界の中でどのような国にしたいのですか?

今、個のあり方が問われている。これが私の思うグローバリゼーションとその答えです。

6.最後に

これから世界は大きく変わります。現在70億人いる人口が2050年には90億人になり、今の生活を続けると地球は二つ分必要だといわれるくらい、資源が枯渇するといわれています。そして、世界中に飢えに苦しむ人は10億人もいます。予測は外れるかもしれませんが、これは誰もが言っている地球の危機です。

でも世界はつながり、問題解決のためのコラボレーションは進みます。官も民も企業も国を超えてコラボレーションは進みます。  この時、日本の貢献が世界を救うと思っています。国土は狭く、資源は少ない、その中で小型化する技術もあれば、環境の技術もある。日本はすごい国なんです。少子高齢化や社会保障、資源の問題と世界の中でも課題先進国といわれる日本ですが、この課題をどう解決するのか? 世界が注目しています。

今、足りないのは 声を上げること。批判の声ではありません。批判しても行政も企業もこのスピードの速さに今ついていけてないのですから。 「今、自分にできることは何だろう?」 そういう声を一人一人があげることが必要だと思っています。 国や行政、企業の仕組みはこれから変わっていきます。そのとき主役は個人です。変えていくのも個人です。時間はかかるかもしれないけど、変わる。だって、日本は民主主義の国なのだから。一人で変えるのは大変。だから、つながり、仲間、絆が大事じゃないのでしょうか? 

グローバリゼーションは欧米のまねをすることでも、中国、インドが台頭することでも、先進国が貧乏になっていくことでもありません。
日本じたいがグローバルな視点で考えること、Japan is Japan です。だからこそ、日本のあり方、 世界の文脈での日本人のあり方、個人のあり方が問われているのです。グローバリゼーションの本質はボトムアップ。もう、フラット化した世界でトップダウンは合わない。みんなのボトムアップ、こうありたい!という声がこれからの社会には必要なのです。そして、それをまとめる新しいリーダーシップと組織の形も。夢物語かもしれせんが、2年前から悩み、私は今本気でそう思っています。

良かったら内向きではなく、これを機会にみんなで一緒に考えていってみませんか?「今、自分にできることは何だろう? これから自分はどうありたいのだろう?」って。 何度も繰り返しますが、やりたいことを実現するプラットフォームはもう整っているんですよ。

長文、読んでいただきありがとうございました。

 

この記事を読まれた方はこちらの これからの30年を考える7つのメガトレンド もどうぞ。10万人以上の方が読まれた記事です。

 

 

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