もう3月9日だ。コートもいらなくなって、暖かい日が続く東京。そんなポカポカ陽気の中、朝から鎌倉へ行ってきた。

 

「のだちゃーん、3月に鎌倉行くから来てねー!」っと電話があったのは4ヶ月前の寒い冬の日。気仙沼復興横町にある、大漁丸のおばちゃん(菊池幸江さん)からの電話だった。気仙沼に行く時は必ず寄っていたことから、菊池さんとは仲良くさせてもらっている。

そんなおばちゃんに会いに鎌倉に向かう途中に電車の中である記事が目に留まった。

福島県の被災地、浪江町の玉川さんが書かれた「浪江町における「復興」検討過程から見えること ~復興の再定義、ガバナンス、原子力災害の受け止め方~」だ。

浪江町の行政という立場から復興を書いた記事。
浪江町では助けあいジャパンでも事業で携わっており、玉川さんとは以前お会いして色んなお話を伺っていた。

記事を拝見して、私も最近感じていた構造的な問題や効率と非効率の狭間の問題などがストンとおちた。こちらの文書はぜひ読んでもらいたい。

 

本文より抜粋

「チェルノブイリやスリーマイルを踏まえれば、ここまで自治体に判断や対応が求められた事例はない。今は浪江町という一自治体が国の「支援」を受け、主体的に課題の抽出や克服策の案出、具体的な取組みにチャレンジしているが、この問題自体は「支援」ではなく、我が国全体でいかに対応していくべきか、リソースを持つものがいかに主体的に取り組んでいくかという次元ではじめて克服可能となる課題である。」

 

この記事を読んでもそうだが、最近、復興に関わって思うのが、戦後のさまざまな仕組みが機能不全になりつつあることを強く感じる。

被災したのは東北の沿岸部。これまでにない、広域的災害だからこそ、

・ 縦割り組織の弊害
・ それぞれの町、行政区ごとでの活動が多く、横をつなぐ機能がない
・ 広域的に管理する機能としての復興庁がまだ実力を発揮できていない
・ 国、県、市、町民、企業、NPO、避難者 と関係者が多様で、その中での調整が必要
・ 効率的にしようとも複雑な問題が多く、多様な意見が多いため、非効率にならざるをえない

 

今回の震災の特徴は広域的かつ複雑なこと。県を超えた活動が多いし、省庁を超えた仕組みも必要。非営利団体という組織をもっとまとめる仕組みも必要。

 

横、広域的、多様性、複雑性、といった、そういうものに初めての対応をしているのが東日本大震災の特徴なのです。

中央集権、効率主義、経済主義の、これまでのやり方では全くうまくいくはずがない。だからこそ、玉川さんの言うような、新しい仕組みを日本というレベルで作る必要があると感じています。

 

 

おっと、まじめになりすぎた! と思ったところで、電車は北鎌倉へ。
建長寺での気仙沼復興屋台に参加。

大漁丸のおばちゃんとも再会し、生わかめもいただいた。
マグロ丼、焼き牡蠣、ホルモン焼きそばと食べ過ぎたw

 

ほやボーヤは写真撮影で大人気

 

建長寺からの帰り道。春の鎌倉はステキでした。梅や桜が咲き始め、気温もちょうど良かった。

桜がきれいな春、気づいたらもう3月9日だった。
震災からもうすぐ2年、でも復興はまだまだ。
そんな中、 大漁丸のおばちゃんにも再会し、桜をみて、なんだか思うことが多いです。復興って何だろう、地域って何だろう、国の仕組みって何だろう と考えて、今は新宿の避難者をサポートする会に向かっています。

 

もうすぐ311。あっという間に2年だ。明日は岩手、明後日は福島。
ぼくの人生も大きく変わってしまった。

「1,000年に一度の震災、それに関わる仕事も1,000年に一度。」ってだれかが言ってた。今回の復興は1000年に一度の大仕事。国の仕組みはここから変わっていくだろう。そこには色んなチャレンジがある。だからこそ、まずはぼくに出来ることを頑張ろう。

そんなことを思う、春うららな土曜日です。今日、明日、時間がある人はぜひ、鎌倉の建長寺へ。 大漁丸のおばちゃんによろしくどうぞ。

 

春の鎌倉、今度はカメラをもってゆっくり見たい。
雑感なブログでしたが、ではでは

 
お知らせ:助けあいジャパンでメルマガ始めました! 登録はこちらから、ぜひどうぞ! → http://www.mag2.com/m/0001595640.html