野田祐機のブログです

Learn by doing

NPO 東北復興 非営利活動

助けあいジャパンの代表理事になりました 

更新日:

いつもブログを見ていただいているみなさん、こんにちは。
今日は7月1日。いきなりなんですが、私、本日をもって公益社団法人 助けあいジャパンの代表理事に就任しました。

 

これまで代表理事だったさとなお(佐藤尚之)さん、理事だった石川淳哉さんが辞めるわけでもないですし、私が乗っ取ったわけでもないですw お二人とも創始者兼会長、創始者兼幹事長として、これからも関わっていただきます。
組織の若返り・新体制ということで、詳細はこちらのプレスを。

昨年の震災後「情報はライフラインだ」をミッションにさとなおさんを中心に立ち上がった、助けあいジャパンは今年の3月から公益社団法人になりました。 公益認定というのはざっくり言うと、内閣府にきちんと認められた世のため、人のためにある非営利組織です。ある方の言葉をお借りすると公益の事業を民間の組織で行う「国」みたいなもんだそうです。 公益の事業を民間の組織おこなっていくということで、いろんな人から寄付をいただきます。これは税金と同じ。 みんなの税金を使って、公共の事業を進めていくことが求められる組織です。

 

背景と公益について書きましたが、組織としてのご挨拶はプレスをみていただくとして、個人として書きます。
多分プレスリリースを見た方、私を知っていて今ブログを見ていただいている方が思っているのは。。

「えーー!!! お前、政治家なるって言ってたやーん!」

ってことだと思いますw(30歳の時のブログにもそう書いてましたしねw)

いや、政治家になるのは諦めていません。全然諦めていません。
4月から政経塾にも通っていますし、30代の間に政治家になります。それは理事のみなさんも了承してくれています。むしろ、政府や省庁とのやりとりが増えたり、公共についても勉強させてもらっている感じです。

 

ちょっとだけ背景を

話せば長くなるのでざっくりですが、実はこの代表理事のお話は5月9日にいただきました。ちょうどGWも終わり、ブログでこの30年の振り返り記事を書いた日です。

「野田くん、代表理事やらない? 政治家になるのを準備しているのを知ってて、あえてムリを頼んでるんだけどw」
って人生がマルっと変わるようなことを、理事の石川淳哉さんにさらっと言われましたw

 

本当は、来年から実家帰って政治活動する予定だったのですが、

  • 仕事を辞めるタイミングだったこと
  • 復興支援はずっと続ける予定だったこと
  • これまでの30年振り返って、次に行く準備ができていたこと

そして、

  • さとなおさんと石川さんのバトンをこのタイミングで自分に渡してもらうこと

が決め手になりました。 政治の道と悩んだ結果、これは「ご縁」だなということで、お受けさせてもらいました。

 

さとなおさんと石川さん。311前はお会いしたことがなかったのですが、助けあいジャパンがきっかけでプロジェクトの発足時から今までずっと関わらせてもらっています。 そのお二人が作った組織のバトンを自分が仕事をやめるこのタイミングで受け取ります。年も20歳ほど離れています。お二人とも大先輩、世間的にもすごいお二人です。これまでの業界も違います。このバトンを引き継ぐのは相当、プレッシャーでした。

 

本当にできるのか? という不安ももちろんありましたが、自分自身を信じると同時に、さとなおさん、石川さんを信じる、仲間を信じようと思って受けることにしました。

震災、そしてソーシャルメディアがきっかけで始まった、助けあいジャパン。私が活動を通じて学んだのは、「一人一人は小さな力。だけど、そのつながりがパワーを持つ」ということです。その言葉を今はすごく実感しますし、私はとことんつながりの力を信じようと思っています。
「ご縁とタイミング」。これが、政治家の道を一度遠回りしても、代表理事を務めさせていただく理由です。そして、きちんと成果を出して10年以内に政治家になります。

 

少し話は変わりますが

助けあいジャパンという公益社団法人は世間的にも珍しいポイントがあるそうです。

①わずか一年程度で公益社団法人として認められたボランティア団体は日本で初めて。
②99%のスタッフが無給のプロボノが集うオンライン上のクラウド組織が公益社団法人(もしくは同等の扱い)となるのは世界でも初めて。

そして今回
③公益社団法人の代表理事が51歳から30歳へのいっきに21歳の若返り(30歳の公益社団法人の代表理事は最年少)

だと聴いています。ひょっとすると少し違う部分があるかもしれませんが、極めて珍しい事だと言えると思うのです。これほどの新しい可能性を持って生まれて来た団体(プロジェクト)をどう進化させていくのかが私の使命です。若いからこそできること、社会を変える政治家になる!と覚悟を決めていたからこそ、できることがあると思っています。

私はとにかく動きます。さとなおさん、石川さんやほかの理事、メンバーのみんなで新しい可能性を形にしていきます。世界にも「Tasukeai」を展開していきます。

 

助けあう という言葉がもとになった助けあいジャパン。一人ではできないことをみんなで助けあって実現していきます。 そして、それを実現するための新しい形のリーダーシップが私には求められていると感じています。
(ここはさとなおさんと石川さんのプレッシャーがかなり大きいですwそのための刷新の人事ですので)

俺が!俺が!のトップダウンのリーダーシップではなく、みんなで対話して、助け合って進めるチーム(組織)を作ります。 現地の被災地の方の声、個人のボトムアップの声、それを実現できる助けあいジャパンにしていきます。

 

これまでサポートいただいた、たくさんの企業の皆様、現地の皆様、ボランティアの皆様、応援していただいている皆様、 これまでありがとうございました。そしてこれからも助けあいジャパンをどうぞよろしくお願い致します。

 

最後に

最後になりますが、私はもちろん公益法人の経営をやったことはありません。分からないからこそ、とにかく動きます。分からないからこそ、これまでの非営利組織とは少し違う感覚を大事にしていきます。ActionとPassion、そしてブログのタイトルと同じ、「習うより慣れろ-Learn by doing-」で前に進んでいきます。

震災復興、今年で二年目。 二年目も。助けあおう。が私たち助けあいジャパンのテーマです。良かったら、助けあいの輪に参加してみてください。 最初の一歩は、こちらにいいね!からご参加くださいね。

新体制になった助けあいジャパン、これからもどうぞよろしくお願い致します。復興支援、がんばります!がんばりましょう!

 

P.S
写真は2011年11月、 チャリティーイベントでのさとなおさんとの一コマ。 まさか、このとき代表理事やるなんて思ってもなかったなーw さとなおさん、私にバトンを渡していただいてありがとうございました。しっかりと頑張ります!

 

(Photo by Kumadaiworks 友人の山本大介くんが撮り、中島明さん、野村謙次さん、加藤たけしくんも少しずつ映っているのが感慨深い。なんで自分が超笑ってるかは覚えていませんw)

  • この記事を書いた人

野田祐機

外資系企業、NPOを経て、2016年に株式会社forsistersを起業。eiffelという手紙サービスをやっています。 28歳からブログを始め、コミュニティーやこれからのトレンド、古典、英語学習などの記事を書いています。 プロフィールはこちらから http://learnbydoing.jp/aboutme/

-NPO, 東北復興, 非営利活動
-,

Copyright© Learn by doing , 2024 All Rights Reserved.