野田祐機のブログです

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ボランティア 寄付・クラウドファンディング 東北復興 非営利活動

復興を続けること、東北の今を伝えること

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今回は個人的な想いを書きます。 良かったら最後まで見ていただけるとありがたいです。

さっそくですが、私は4月6日(金)~ 4月9日(月)まで、東北にボランティアに行きます。 クリスマスに参加した、クリエイティブの可能性 冬合宿。今回は2泊4日の春合宿です。企画は私、野田祐機がJTB東京の方とともに実施しています。 少しでも多くの若い人に東北に行ってもらいたい、そんな思いで企画しています。前回、冬合宿の内容はこちら

この春合宿の説明の前に想いを

私は昨年の7月に1人で陸前高田に行ってきました。 震災から4ヶ月も経っているのに、片付いていないガレキ、崩壊している家屋、仮設にも入れない人たち。 一言でその時の状況を表すと、「ここは本当に日本なのか?」という目を疑う状況でした。

現地の状況はあまりにも自分が予想していたものを超え、自分の認識の甘さ、無力さを知りました。その帰りの新幹線、ずっと考え続けたことが、今、自分が東北にできることはなんだろう? これからの日本のためにできることは何だろう?ということ。

しばらくして出た自分の答えは、復興を続けること。東北の今を伝えること。
とにかくこの状況を知ってもらいたい、できることで貢献したい。そこから情報発信の助けあいジャパンでのボランティア、東日本大震災チャリティーセミナー HOPE100のお手伝いと、自分のできる範囲で復興支援に関わってきました。

そんな、震災からもうすぐ1年。

東京では震災の話はもうありません。 風化するのは仕方ないこととは思っています。東北も復興に向かっています。だけど、東北に積まれているガレキは数十年分のものです。家の無い方は30万人以上、仕事の無い方は20万人以上いらっしゃいます。東北にはまだ支援が必要なのです。 これからも東北のために私たちみんなの力が必要なのです。

今回の震災、寄付をした人は国民の4人に3人と言われています。集まった寄付金は、総額4,400億円。 国民一人あたり4,000円の寄付です。なんとなくイメージがつく数字です。
では、ボランティアはどうでしょうか?これまでの累計のボランティア数は 約100万人です。(2012年1月末累計:920,900人)100万人と書くと多いのですが、1億2千万人いる国民の1%です。日本人のたった1%の人しか東北でボランティアに参加できていません。日本人のたった1%の人しか被災地を自分の目で見れていないのです。

参加できないことが悪いとは思いません。ある専門の方に聞くと、ボランティアに行く機会がない、背中を押してくれる人がいないという理由が大きいそうです。そして、東北という距離の問題、原発の問題、仕事や学校の都合の問題があると思っています。だけど、マグニチュード9.0 というかつてない地震が襲い、巨大な津波がきた今回の大震災です。日本人の誰もにとってこれまでの価値観、やり方、すべてを見つめ直すきっかけとなった大震災。でも、日本人の99%はテレビやネットのニュースを通じてしか、東北の現状を知れていないのです。

私はこの1%の事実を知ってショックでした。99%の人にとって震災はテレビとネットを通じてのものということ。 そして、ずっと考えています。 本当にこれでいいのかな?って。先ほど書いたようにボランティアにいったことが良いことだとも、行けていないことが悪いという問題ではありません。

でもやっぱり思います。 自分はこれでいいのかな?って。
先ほど書いたように私は7月に東北に行って、続けること、伝えることを決めました。 私が今伝えたいのは、特に若い人。若い人にリアルで感じてもらいたい。これからの日本を語るときに、避けては通れない「311」。
ぼくはもっと生で被災地を見てもらいたい、未だに片付かないガレキの前に立ち、対話を通じて被災地の方の言葉を聞く。
命の尊さ、人の弱さ、人の強さ、つながりの力。そこで必ず感じるものがあります

ボランティアを通じて、必ず感じることがあります。 特にこれからの日本を引っ張っていく、若い人には東北に行ってほしい。ボランティアにいってほしい。テレビやネットをではなく、自分の目で東北を見てほしい 五感全体で感じてほしい。それが必ず、これからの日本のためになる。 絶対、若い人にボランティアを通じて感じてほしい。 これが今回、私がツアーを担当する思いです。

ガレキはまだたくさんあります。人の話を聞く、楽しい活動を一緒にするといったボランティアもあります。女性でもできることはたくさんあります。今の時期にボランティアというのは、現地の仕事の問題やいろんな意見があるのも承知しています。 でも、私は東北に行ってほしい。 ボランティアを通じて、震災を自分の目で見てほしい、感じてほしい。 これは夏に参加したメンバー、冬のメンバー全員が口をそろえていう言葉です。 そして、みんな言います「友達にも合宿に行ってもらいたいと。

 

 

読んでいただいているみなさま、よかったらボクといっしょに東北に行きませんか?これまで東北に行く機会の無かった方、ぜひ、この機会に実際に東北に行ってみませんか?

ボランティアと対話を繰り返す。 これまでにないボランティアツアーです。2泊4日の非日常の中で、年齢も立場も住んでいる場所も違うメンバーと、 感じ、語り、泣き、もちろん現地の人、参加する人の笑顔もある、そんなボランティアーツアーです。

五感で感じるボランティア、自身との対話、新しい仲間との出会い、これからの自分、東北、日本について考えるこれまでにないボランティアツアー 「クリエイティブの可能性 春合宿

これまで行く機会のなかったみなさん、よかったらボクといっしょに東北に行ってみませんか?  ボランティア参加者は1%。みんなで1%の1歩先へ、一緒に行ってみませんか?

クリエイティブの可能性 春合宿 について

【期間】2012.4.6(金)〜2012.4.9(月)
【対象】「クリエイティブの可能性」を信じている人、学生、社会人、全員。
【目的】日本の未来、自分の未来を考える機会とする
【ツア—概要】
①ボランティア|小さな小さな一歩でもいい、あなた自身の手で。
②被災地見学|この冬の被災地を、あなた自身の五感で感じとる。受けとる。
③移動教室|移動中のバスの中、被災地での経験者談話、旅館での対話(ダイアログ)。一緒にいる時はすべて講義。
④温泉宿泊|現地のビジネスの循環にも寄与する。
⑤東北観光|復興への一歩を踏み出した東北の観光を少しだけ。

【費用】社会人:36,000円
学生 :10,000-28,000円
※どちらも1日2食付
※学生は寄付状況により費用が変動します。

申し込みページhttps://www.facebook.com/events/376118839083693/

【夏合宿のツア—の様子はこちら】
→ http://efg-cafe.com/tsuduke-you/index.html
【冬合宿の記事はこちら】
https://www.facebook.com/note.php?note_id=230637433679011

寄付のお願い

色々な理由があったにせよ、東北に行こうと思いながら、まだ足を踏み出せていない学生、若者たちがいます。

次代を担う若者に、同じ次代、同じく国で起きた震災を、五感をフルに使って感じて欲しい、そんな強い願いを込めて、このツアー合宿は2011年の夏、冬、そして今回の春と企画されました。 石川淳哉さんの企画に始まり、冬の企画は中島明さんへバトンが渡る。そして今回の春は私、野田祐機がバトンを受け取りました。春、夏参加した83名のメンバーの熱い思いも一緒に。

未来ある若者を東北に送り込むのは、きっと未来の日本のためになると、信じて疑いません。

元々は京都の大学の授業から昨年夏に始まったこのツアー。
第2弾からはより広く募集しているものの、京都や関西から参加する学生も多数います。高校生で参加表明してくれた人もいます。

きっと行ったメンバーの何人かは、また訪れる決意をすることでしょう。できるだけ費用負担を少なくしてあげたいのです。

どうか共感して下さる方がいらっしゃれば、
このプロジェクトに一口:5,000円〜でお力添え頂けたら嬉しいです。

参加した学生メンバーには、必ず、ツアーの報告をさせます。
みなさんが被災地へ足を運べない分、どうか、学生に託して頂けたら嬉しいです。私が責任を持って連れて行きます。

※寄付は下記の口座で受け付けております。入金頂けましたら、確認のため、Facebookの野田 祐機宛までメッセージを頂くか、info@learnbydoing.jp にメールいただければ幸いです。

三菱東京UFJ銀行・笹塚支店(138)・普通 0122475
名義:ノダユウキ

P.S
ボランティアというと偽善っぽかったり、今の時期に行くことに疑問がある方もいらっしゃいます。良かったら前回参加者のこちらのブログをご一読下さい

また、今回の記事の書き方が不快に感じられる方がいらっしゃった場合は、先にお詫びを(事実ではあるのですが特に99%の部分)

  • この記事を書いた人

野田祐機

外資系企業、NPOを経て、2016年に株式会社forsistersを起業。eiffelという手紙サービスをやっています。 28歳からブログを始め、コミュニティーやこれからのトレンド、古典、英語学習などの記事を書いています。 プロフィールはこちらから http://learnbydoing.jp/aboutme/

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