野田祐機のブログです

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人生 変わる

いつの間にか大前研一さんの「人が変わる方法」をやっていた2011年まとめ

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今年ももう残すところあと少し。 震災があり、日本人それぞれの人に変化があった2011年だったと感じています。

私も人生において一番変化のあった年だと実感しています。震災がきっかけでもあるですが、 よく考えたら、大前研一さんの言う人間が変わる3つの方法をやっていました。
一年で自分自身がどう変わったのかこの3つに沿って、まとめてみたい。

まず、前提となる大前研一さんの人間が変わる3つの方法

人間が変わる方法は三つしかない。一つは時間配分を変える、二番目は住む場所を変える、三番目は付き合う人を変える、この三つの要素でしか人間は変わらない。

もっとも無意味なのは、「決意を新たにする」ことだ。かつて決意して何か変わっただろうか。行動を具体的に変えない限り、決意だけでは何も変わらない。

そして時間、場所、友人の中でどれか一つだけ選ぶとしたら、時間配分を変えることがもっとも効果的なのだ。 by 大前研一

さっきも書いたが、私は2011年にこの三つを全部やっていたことに気がついた。特に意識をしたわけではなかったのだが、この3つを切り口に今年を振り返ってみたい。

1.時間配分を変える

2011年の最初から変えたのが、時間の使い方。特に、朝5時におきることを心がけた。以前は遅くまで起きて、9時ギリギリに会社に行き、すっきりと頭が冴えないまま仕事をしていた。
これを思い切って朝型に変え、5時に起き朝1-2時間ほどプロボノ、マイプロジェクトのタスクをこなし、頭がさえた8時半ごろ出社し仕事をするスタイルに変えてしまった。

これがきっかけで大きく変わったのはこの三つ

①プロボノ、マイプロジェクトの仕事が面白くなり、自然とスキルが身についた

今年の始めには、自分で始めたProjectmeshという活動でアメリカにいるLisa Ganskyとスカイプミーティングをやったり、翻訳をやっていた。この活動がきっかけで、助けあいジャパンの英語チームを担当することになり、たくさんの人とソーシャル翻訳をやるようになった。結果として、リーダーシップをとるようになり、段取り、人との連携が上手になったことは最も勉強になった点だ

②朝活をするようになり刺激的な人たちとお会いするようになり、ポジティブ思考に

2010年後半から参加した朝タブという勉強会。 そこでステキな人たちとお会いし、meshやSocialshift、助けあいジャパン、HOPE100とたくさんの活動ができた。このメンバーと出会えなかったら、今年の変化はなかったと思う。 詳細は次のパラグラフでまとめたい。
また、早く起きてると時間にゆとりがでる。そこからポジティブ思考に変わっていった。一言加えると、 早起きする人に悪い人はいない。 というのは今年感じたことだ。

③朝早くから会社で仕事ができるため、ある程度の仕事が午前中に片付き、残業が減った

早く起きることで8時くらいには頭が冴えている。会社にも早めに行き、仕事は朝から一気にやるようにした。仕事がマーケティングなので、コンセプトや数字を扱う仕事が多い。本来こういう仕事は朝が向いているとも言われている。
この朝の時間に集中力が増したため、ムダな仕事が減り、結果として残業が減った。結果としてプライベートが充実したのは言うまでもない。
また、プロボノ、マイプロジェクトで学んだことが役に立ち、全体的に仕事のスキルが上がったのも、仕事が速くなったことに一役買っている。(ちなみに仕事は絶好調です!)

(写真は朝活をご一緒させてもらったみなさんと)

2.つきあう人を変える (新しい人達との出会い)

2010年にtwitterを始めてから、それが縁で英語を勉強している人たちと仲良くなり、その流れの朝活がきっかけでソーシャルメディアに詳しい人たちとお会いすることができた。このことがきっかけで、助けあいジャパンに参加することになり、これまでであればご縁のなかった人、各業界の一流の方ともプロジェクトを通じてお知り合いになることができた。

「変化の年」 というのがぴったりなくらい、人との出会いが多かった一年でした。

特に、

ソーシャルメディア系: 斉藤徹さん、徳本昌大さん、市川裕康さんに代表されるソーシャルメディア系のトップクラスの皆様には年間を通しよくしていただき、常によい影響を与えていただきました。

クリエイティブ系:佐藤尚之さとなおさん、石川淳哉さん、佐藤すみこさんに代表される、広告・クリエイティブ系の方とは、助けあいジャパンを通じて一緒に活動させていただき、新しい視点を学びました。

政治系: 助けあいジャパンの活動を通じて、お会いした政治家の方、地元の議員の方とお会いできたのは、これからの自分の人生にとって大きな意味を持ったものとなりました。

そのほかにも先日も佐々木俊尚さん、中国古典の第一人者の守屋浩先生にもお会いさせていただきました。

きっかけは朝活という小さなことなのだが、その人たちとの出会いを通じて、新しいプロジェクト、新しい業界の方とお会いすることができたのは幸運なこと。
(くしくもそのプロジェクトが震災をきっかけだったのが、残念でもあるのだが。。。)

セレンディピティーというのはやはりあるような気がしていて、動いていると本当にいろんな人にお会いする機会が増える。これは私の周りで動いている人が同じように口にしていて、「動いていると、会うよね」 は最近本当によく聞くキーワードになっている。

また、ソーシャルメディアがあることで、twitterで広く関わりある人につながり、facebookで関係を深くできることもこのご縁が広がっている理由のひとつだと思う。ソーシャルメディア上でも、実際に会ったときにでも、自分ができること、興味あること、目標を伝えておくと、いろんなご縁があるので、ぜひ口に出しておくと良いと思う。ちなみに叶う という文字は、口に十 と書き、10回言ったことは叶うという、ステキな意味もあるそうだ。

そして、自分がGive すると、回りまわって自分に返ってくるということ。  以前であれば信じられないようなことだが、最近はこの不思議な力があるような気がしてならない。自分が与えることで、その人たちからも支援してもらえる。 みんな助けるということを意識していなくても、ポジティブなフィードバックが得意な人が周りに多いのは大変光栄なことだと感じる。私もできることで貢献し続けたいと思っています。

また、10年前に佐世保からアメリカに帰ったStahley ファミリーと再会できたことは、すごくうれしかった。

(写真は今年特にお世話になった人達、再会した家族は右端真ん中)

3.住む場所を変える:引っ越ししました

今年の後半、10月に6年住んだ横浜から都内に引っ越しました。理由はいろいろあるのだが、これからのために固定費を下げたかったのが一番の理由。横浜の家は会社から10分だったのだが、都内に住んだため1時間近くの通勤をしています。 幸い、下り方面なので電車は込まず、朝、夕に読書にあてている。

引越しをして感じた、住む家を変えるメリットは、強制的な断捨離ができることである。新しい部屋に住むにあたり、いらないものを全て捨てると、自分に本当に必要なものが見えてくる。 私は本が好きなのだが、200冊以上ブックオフに持っていった時に、残った本棚をみて、自分の方向性がはっきりと見えた。

引越しの後の住み慣れた家が空っぽになった時、一度自分を空っぽにした気持ちになり、新しい家に越して、新しい生活を始めることで新しい自分を作る感覚がするのである。茂木さんの本によれば、家が変われば、行く店や新しい人に会うことは脳にとっても刺激になり、わくわくするらしい。

家を変えると、通勤の時間が変わり、強制的に時間配分も変わるし、新しい人との出会いもある。お金はかかるが、どうしても何かを変えたい時に住まいを変えることは重要なことかもしれない。

最後に

最初にも書いたが、特に私自身は何かを変えたくて上の3つをやったわけではありません。「朝早く起きることで元気な人たちにお会いし、そこから新たな出会い、プロジェクトが始まり、いつの間にか自分が本当にやりたかったことに気づき、変わってしまった。」

という表現が正しいだろう。 どう変わるかは今の段階ではオープンにできないのだが、生き方も全部変えます。(これは時期がきたらブログでちゃんと書きます)

こんな私が大きく変わったのはやはり311の震災、そして次の日から始まった助けあいジャパンの活動です。特にソーシャル翻訳(Socialtranslation)のリーダーをやったことが大きい。

会ったこともない300人とネット上でソーシャル翻訳をし、 それをまとめた動画はなんと一週間で30万人の人に見られた。私はこのときから、人の力を信じている。 一人、一人では何もできないけれど、みんながつながる。つながりがパワーを持つと実感している。もう一ついうと、人のつながりで社会は変わると、その300人の人と翻訳した時に思った。

さきほど書いたが、大前さんは変わる三つのうちでも、時間配分、つきあう人、住む場所の中で時間配分を選んだ。だけど、今の時代は私はつきあう人(仲間・つながり)が重要だと思う。

事実私の周りには、ブログ芸人の玉置沙由里、twitterがきっかけで本を出したHal_J,ブロガーデビュー・出版もされたソーシャルおじさんの徳本昌大さん、ソーシャルアイコンがきっかけで生き方を変えた南暁子さん とソーシャルメディアやそのつながりがきっかけで人生が変わった人が多い

これまでの時代は自分だけが変わり、自分だけが変化する I の変化。でもソーシャルな時代は、みんなで互いをエンパワーし、みんなが変わるWe の変化。 みんな良い方向に変わり、それぞれに刺激を与える。だから、大きく変わる人が多い。2011年の最後、そう実感した。

最後にお礼を書きたい。

すでにお世話になった方のお名前はこの記事に書いていますが、今年もっともお世話になったのは朝タブ×ソーシャルシフトのメンバーだろう。

助けあいジャパンの活動、翻訳、きっかけは先ほどの朝タブという勉強会でであった仲間です。みんな会って1年しか経ってないけど、大事な仲間です。

Socialtranslationの動画がテレビで放映された時も、みんなでスカイプをして見ていた。 あの時に、ソーシャルメディアで世界が変わりつつあることを実感したのだと思う。ソーシャルシフトという活動もみんなで作り上げ、一歩ずつだが社会が変わりつつあることをみんなで見れていることが何より私はうれしい。

2011年感謝の意を表して、このメンバーである

山本大介さん、加藤たけしさん、小和田香さん、野村謙次さん、長山悦子さん、 篠原広高さん、中島明さん にありがとう を伝えたい。

ほかにも英語クラスタの茜さんやリサさん、藤村さん、小野崎さん、ともんぞさん、タクヤくん(中性男子)、じゅんちゃん、かつお~さん、もとくん、助けあいのみなさま、tOYの皆さま、東北に行った仲間と、感謝したい人はたくさんいるが書き出すと終わらなくなるので辞めておこう(笑

以前、人は必要な時に、必要な人に出会うという記事を書いた。

私は2012年、30歳になります。 大きく変わる2012年に、またステキな出会いがあることを祈って2011年のまとめとしたい。

今年、お会いした皆さん、本当にありがとうございました!そして、良いお年を!

  • この記事を書いた人

野田祐機

外資系企業、NPOを経て、2016年に株式会社forsistersを起業。eiffelという手紙サービスをやっています。 28歳からブログを始め、コミュニティーやこれからのトレンド、古典、英語学習などの記事を書いています。 プロフィールはこちらから http://learnbydoing.jp/aboutme/

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