READY FOR?で寄付しました!クラウドファンディング 、評判いいね!

震災からついに6ヶ月が経ちました。さまざまな復興支援があり、人集め、寄付集めをされている方も多いと思います。そんな中、先日ソーシャルクラウドファンディングサービスの READY FOR? を使って、初めて寄付をしてみました。

そのときの感想と気づいた3つのポイントをまとめたいと思います。

1.クラウドファンディング プラットフォームREADY FOR?の使いやすさ(使い方解説付き)
2.寄付白書から見えた他人に優しくない日本
3.寄付する人としない人の差は?

まとめ:寄付で感じたウッフィーな世界とコミュニティー

1.クラウドファンディング プラットフォームREADY FOR?の使いやすさ

 寄付を集めたい。でもどうしたらいいだろう? という人達の問題を解決する、web上での寄付のプラットフォームをクラウドファンディングサービスといいます。
READY FOR?Grow! 、CAMPFIRE(キャンプファイヤー)などのクラウドファンディングサービスが2011年から登場しています。

 今回はREADY FOR? でのプロジェクトに寄付をしたのですが、これがすごく簡単でした。まずはこのことについて操作説明も交えて説明させてください。

【解説1】まず、READY FOR? のHPにアクセスすると、現在寄付を募集しているプロジェクトが掲載されています。今回は真ん中の「学生による学生のための東北ボランティアCMプロジェクト」をクリックしました。

【解説2】図の下にプロジェクトの説明が書いてあり、画面右に目的金額そして現在の達成金額、残り時間などが掲載されています。これらのパトロンプラットフォームでは、目標金額にいった場合にはじめて寄付が決定します。 目標にいかない場合は、すでに寄付してくれている人がいても寄付は成立しない仕組みになっています。
次に進むためには「このプロジェクトのスポンサーになる」をクリックします。

【解説3】寄付の変わりの引換券(寄付した特典としてもらえるもの)やコメント入力の画面がでます。しかし、まずはログインが必要になりますので、「ログインページ」をクリック。

【解説4】そうすると、新規登録、facebookでの登録が選べます。「facebookログイン」をクリックすると、アプリの連携がでてきます。アプリの許可画面になりますので「許可する」を押します。

ここが一番良かったのですが、facebookで登録するとアプリ連携だけで情報をほとんど登録する必要がありません。 あとはクレジットカードの情報を入力するだけです。facebookのid持ってたら、なんと3回くらいクリックして、カードの情報入力するだけで終わりなんです。これは正直びっくりしました。細かい情報いれなくていいし、すごく簡単!

【解説5】 最後に寄付したことをつぶやく画面がでて、つぶやいておしまいです。ちなみにこちらがそのときのつぶやき。

このつぶやきを見て、私のフォロワーさんも寄付していただいてたみたいです!やっぱり寄付には顔が見える仕組み、ソーシャル化が必要だと実感しました。

さて、ここで何を言いたかったかというと、寄付までのアクションが気軽なんです。登録が簡単で、行動までの壁が低いことはプラットフォームとしては重要なポイントです。登録も時間もかからないし、3-4クリックですべての処理が終わります。こういう必要最低限でユーザーの視点にたったソーシャルファンディングがあれば、寄付文化も進んでいくと実感しました。READY FOR?  いいね! です。

2.寄付白書から見えた他人に優しくない日本

寄付文化についても調べてみました。

私自身も今回READY FOR?をはじめて使ったくらいだから、そんなに頻繁に寄付するような人間ではありません。 よくNPOやソーシャルメディアのマーケティング関係の人が、ファンドレイジングのキャンペーンをされています。私の知り合いもそういうのをやってる人も多数いらっしゃいますが、その効果ってどんなものなのでしょうか? 多分、まだまだ寄付って進んでないような気がします。ソーシャルメディアでファンドレイジングやっても、RTはしてくれても、「お金を払う」というアクションをとる人は本当に少ないと思っています。

 以前、looops TVでこのソーシャルプラットフォームのベンダーの方とイケダハヤトさんが対談されていた時もそういうお話をされていました。

正直、ネットでのファンディングは難しい。街頭募金とかアナログなコミュニケーションが重要だと思っています。

という 結構本質的なことをズバっと言われていたことを覚えています。ここからもソーシャルファンディングってすごく大変なことだと思います。 人からお金をいただく、支援していただく。そのためには共感できる何かがないと、やっぱりアクションにはつながりづらいのです。

ということで、少しデータを調べてみました。

寄付金額
アメリカ:約23兆円(2,900.89億ドル:80円換算)
イギリス: 約1.3兆円(106億ポンド:125円換算)
日本:約1兆円
Source:米:Giving USA 2011, 英: UK giving 2010, 日:寄付白書2010

国の規模、人口が違うので比較はできませんが、アメリカの寄付金額は世界一です。
少し形は変わりますが、世界中の寄付や社会貢献を数値化した、World Giving Index 2010にて国際比較を見ていきましょう。

左からインデックス=順位、インデックス%はトータルスコアとお考えください。 それぞれの%は国民がどれくらい寄付、ボランティア、見知らぬ人を助けた人口の%です。幸福度は国民の自己診断の数字です。

表を見てお分かりの通り、日本は153ヶ国中119位という圧倒的な下の方に位置しています。寄付も全体の17%がしていないという状況です。
これをG7の先進国で見ていくと下記の表になります。

先進国のG7で見た場合も、日本はトータルのインデックススコアが最低。寄付の割合も最低です。これを見てて日本って自分の事しか気にしてない国か。。。 と寂しくなりました。それが幸福度にも表わされているような気もします。(先日、暴動が起こったイギリスも幸福度が低いのはなんとなく理解できます)

これが日本の状況です。311の後、ボランティアや寄付が増えたと思いますが、まだまだ増えていいくらいです。 もっともっと社会の中に寄付やボランティアが気軽にできる仕組みが必要だと感じました。

 では、なぜ人によって寄付をする人、しない人で差があるのか? 次にまとめます。

3.寄付する人としない人の差は?

さきほど「アナログ」なというのを書きました。実は今回プロジェクトをやっている藤井翔太さんと、クリエイティブの可能性を担当されているドリームデザインの石川さんとは助けあいジャパンでお会いした仲です。

 今回、私が寄付をしようと思ったきっかけは、

1.藤井さんがやっていること
2.お会いしてこの件も伺っていたこと

があげられます。一言で言うと、友達だから寄付をした。ということです。

ネットの寄付といえど、やはり知り合いが一生懸命やっているのを知っていたら、何かしたくなるのが心情です。それと、目の前で苦しむ人がいたら、手を差し伸べることもあるでしょう。やはり、友達がいるとか、目の前でとかの「自分ごと」じゃないと寄付や貢献ってできない気がしています。 ましてや、日本で「寄付」というと何かだまされてるとか、社会貢献って胡散臭いってイメージが少なからずともまだありますから、知っている人というのは大きい。

海外の事例をみても、「寄付する動機は「友人からのお願い」が50%」 とのデータがでています。プロジェクトが何であろうと、そのプロジェクトをやっているメンバーが友人で、一生懸命さを知れば知るほど、何かに貢献したくなるのでしょう。 そうなると、共感の対象がその問題から、その問題を解決したい人に左右されると考えられます。

手法も大事だけれども、結局は人なんじゃないのか? これって、結局その人がどれくらいのwooffie(ウッフィー)持ってるかで決まるんじゃないの?

という思いが浮かび上がってきました。

まとめ

私の母は昔から、「お金よりも、徳を積む生活をしなさい。人のお役にたつことをする。そうしたら、人生が豊かになる。」といっていました。小さなころは、そんなキレイごと言ってもやっぱりお金なんじゃないの? と思ってました。 人生、豊かになってもお金ないとね。。。と。

それが今回の寄付を通じてやっぱり徳=ネットで言うウッフィーが大事なのに改めて気づかされることとなります。ソーシャルメディアの登場により、そのウッフィーがある、ないで実は寄付金やネット上での助けが得られる世の中に徐々になってきているのです。

今回書いた内容、ポイントがよくまとめられている記事も見つけました。若手で注目している@lttle_shotaro くんの記事です。ムーブメントを起こすにはここが大事!“草の根”運動をオンラインで加速させるための5つの方法

この中でもストーリーを語る、メッセージを拡散する、参加のハードルを下げるといった内容があり、今回のready for の気軽さ、仕組みはこれをうまくつかんでいると感じています。
記事の最後にも「中心となる人物のアイデア、情熱、惹きつける力が必要不可欠であるということは今も、昔も変わりません。」 とあります。

 お金を得るには労働力を提供すればよい。だけど、ウッフィー(徳)を得るには、その人の思いや努力、信念といったものや労働力とは違う「貢献」が重要になってきます。がんばってる人に何かしてあげたい。だから、熱い中、街頭で一生懸命やっている共同募金がお金が集まるのじゃないでしょうか?

今はまだウッフィーより、お金の方が重要な世の中です。だけど、今後はこれがどんどん変わっていくのでしょう。お金はただの貢献の一つでしかないのです。

そしてもう一つ。今回私が寄付したように「友達が活動している」ということからコミュニティーが重要だと再認識しました。私は会社というコミュニティーでは、寄付という行為や寄付という言葉さえ話題にあがりません。しかし、助けあいジャパンという活動に参加したことから翔太くんや石川さんにお会いしたことで、寄付やボランティアに参加することに繋がっています。

前回の記事でも書きましたが、寄付やボランティアが普及するには、家庭、仕事以外の地域・社会コミュニティーの活動が日本中で広がらないと始まらないのです。 Facebookでこの寄付の件をつぶやいたときも、「寄付をするにもきっかけがない」という声がでました。社会問題や地域の問題を気軽に話しができる場、コミュニティーがないと寄付や社会貢献はすすまない。 寄付や社会貢献については制度の問題もあります。だけど、私はコミュニティーがないからだ。と自身の経験から結論付けたいと思います。

最後になりますが、ネットの普及により、READY FOR のような寄付が気軽にできるプラットフォームができました。そして、ソーシャルメディアにより、気軽に人が繋がりあえるようになりつつあります。
そこから寄付、社会貢献が日本に進むには、

1.お金以外の価値、ウッフィーをみんなが評価する
2.家庭、職場 以外のコミュニティーの拡充、市民の参加(参加が大事です!)
3.コミュニティーのリーダーのリーダーシップ

の三つが重要ということで、今後もこれからのネットとコミュニティー、そしてリーダーシップについて書いていきたいと思います。つなぐ人たち も書いていきます。

READY FOR?の寄付から見えた日本の社会とウッフィー、いかがだったでしょうか?
良かった!という方は twitterのRT、いいね、はてブお願いします。 コメントは下記、もしくはyuu_key まで!

RSS登録は下記のボタンから

これからの日本にコミュニティーが復活する6つのトレンド

昔はよくあったご近所付き合いや地域の集まり。いつからか人やコミュニティーとの付き合いが面倒になっていませんでしたか?それが今、さまざまな背景により、変わりつつあります。twitterやfacebookなどのネットからリアル、そこからコミュニティーへ。これからは人のつながり、コミュニティーが重要なキーワードになってきます。
その背景にある6つのトレンドをご紹介します。

 

トレンド1:都市化 –地域コミュニティーの崩壊-

『国連世界都市化予測』報告(UN World Urbanization Prospects)によれば、20世紀から世界的に都市化が進んでいます。 2005年に世界人口の49%が都市に住み、2030年までに世界人口の60%(49億人)が都市に住むように予測されています。

日本を例にすると、東京の転入率の高さは他の道府県に比べて一番高く、首都圏の転入も増えています。実は首都圏(東京、神奈川、埼玉、千葉など)は、世界でもっとも人が多い都市で、人口減少の日本であっても15年後の2025年もこの傾向は変わらないといわれています。ニューヨークはもちろん、上海、インドのデリーより東京の方が人が多いのです。下記、都市人口の年代別のグラフです。

Source: World Urbanization Prospects: The 2009 Revision 30 largest cities

都市化が進むことで、地縁のない人達が都会に増えます。都市には一定数このような人達がいるため、一定期間同じ場所に住まない人達が増え、前述の地域付き合いの難しさ、人がコロコロ変わることで誰が住んでいるか分からない状態になります。

人付き合いがないため、話す人がおらずうつ病が増えます。お母さん一人で子育てをし、精神的にも負担が大きい「孤育て」の問題も指摘されています。また、地方では過疎化も進んでいきます。人口減少の日本において過疎化の進む地域は「取り残される」といった状況になっています。コミュニティーは本来、職場、家庭、地域社会 の三つがありますが、この地域コミュニティーが都市化により20世紀後半から急速になくなりつつあるのです。

 

トレンド2:お一人様の増加   –コミュニティーで進む個と孤-

トレンド1では都市化、過疎化が進むことから地域のつながりが少ないことを説明しました。これに拍車をかけて孤独化を進めているのが、お一人様の増加です。

平成22年国勢調査の結果からみると、日本の約3/1の家庭(世帯数)が一人暮らしです。下の図からも分かる通り、昔ながらの大家族は年々減っていき、左の一人暮らし、二人暮らしの割合が多くなっています。(統計局HPより抜粋)

一人暮らしが多いのは、若者の晩婚化によつ未婚率の上昇、そして高齢化で一人暮らしの老人が増えたのが原因です。家族が近くにいないため、この人達のコミュニティーとしては職場、家庭、地域の中で、職場と地域しかありません。

若者の場合は会社というコミュニティーは不景気、リストラ、成果主義の影響で個人主義が進み、コミュニティーとしての場として機能していません。 仕事が忙しく、時間がないといった地方から出てきた若者は、休日に遊ぶ友達がいない。 都会にいる人でも社会人生活も5年以上経つと、周りが結婚して遊ぶ人がいなくなる。 と言った状況になります。 地域の中でつながりもなく、職場のコミュニティーが崩壊した現代社会では、このような若者が多数いると実感します。結果として、人と会う機会が減り、男女の交流が少なくなるため晩婚化、未婚率が上昇するといった負のスパイラルに入っていきます。

そしてお年寄りの場合は、地域というコミュニティーしかなくなってしまいます。 そして、その地域というコミュニティーも崩壊しつつあるといった状況です。(お年寄りの問題はまた別の機会に書きます)

以前、友人のママさんとお話していた時に、「このような一人の人は何してると思う? みんな一人で家の中でパソコンしてるのよ」 言われたことを覚えています。その方は「孤育て」を経験され、twitterがあることで精神的にも救われたと言われていました。
彼女の言葉を借りると

昨今虐待する母親は増える一方、でもどの親もスレスレなのよ。一線超えないだけでどのママも予備軍。育児は学校で習わない、地域のおせっかいおばちゃんもいない。対話は育児本だけ。
公共の子育て支援はあるが、出かけるまでのアクションが起こせない。夜、子供を寝かしつける時、一人で頑張っている時にネットから応援のreplyがもらえるだけで本当に救われるのよ。

 

この話を聞いて、進む孤独化とネットを通じた出会いやSNSの使用率の増加も納得できました。「孤」とつながるためのインターネット。さて、その話に行く前に次のトレンドを。

 

トレンド3:危機の多発化 –意識の変化とコミュニティー-

地域コミュニティーが崩壊し、会社というコミュニティーも崩壊しつつあります。そんな中で毎年のように起きる危機が人々の意識を変化させたと考えます。
過去10年を振り返ると、2001年の世界同時多発テロにはじまり、スマトラ沖地震、ハリケーンカトリーナ、SARS,新型インフルエンザとさまざまな危機がありました。

この中でも日本人の意識を変えたのが

  1. 2008年の金融危機
  2. 今年3月11日に発生した 東日本大震災

の2つと考えています。

金融危機により、リーマンブラザーズ、GMといった大企業が倒産しました。 日本のバブル崩壊後に言われた「銀行も大企業もつぶれる時代」が世界的に起こったのです。 これまでお金や権威がすべてだったのに対し、人々がお金やモノではなく、家族やつながり、モノを買わないシンプルライフを意識始めたと言われています。

その後、日本人にとっては今年3月11日に起きた東日本大震災が転機となります。危機を前にして、国も行政も対応がほとんどできなかった。 ここでも大企業である東京電力、そして何もできない政府への不信感は高まりました。危機の際に助けてくれるのは、地域や人のつながりであることをみんなが思いだしたのです。実際、震災後の個人の心の変化は大きく、結婚願望が増えたり自治会への参加が増え始めました。

この二つの危機がきっかけで、日本人の意識が変わったと考えます。そこにtwitterやFacebookのSNS がツールとしてでてきたことで、個と孤からつながる。そしてコミュニティー化が一気に進んでいると考えています。

 

トレンド4:ソーシャルメディアの普及 –つながるツールの登場、ネットコミュニティー-

先ほども書きましたが、リアルな社会ではつながりが減り、一人の人はみんな家でパソコンをしている。これまでの3つのトレンドから、行き過ぎた「個と孤」の流れが反転します。SNSがあることでネットを通じて新しいつながりから、ゆるいコミュニティーが形成されていきます。

SNSの

  1. 興味を持つ人を場所と世代を超えて見つけられる
  2. アクセスが容易
  3. 実名、顔だし

の3つがあることで、新しい人達と気軽に交流することが可能になりました。特にtwitterの影響が大きく、twitterから顔だし、実名という人が増えたことで、ネットとリアルの壁がなくなりつつあると感じています。 私自身もそれを感じる一人です。

TwitterやFacebookで気軽にミートアップやオフ会を募集できるようになったのも大きいと思います。初対面で会った場合、メアドは交換しなくとも、twitterのフォロー、Facebookの友達申請をすることで、会った後もゆるーくつながり、それが縁で新しいつながりや活動が始まります。これがコミュニティー化、クラスター化していくわけです。

ただ、未だにtwitterやFacebookを実名でやっている人達は一部の人達です。
下記、総務省 情報通信白書より SNSの使用状況の抜粋

この総務省が発表した情報通信白書によれば、10代のSNSの使用者は71.7%、20代で63.7%,30代で48.3%、40代では33.7%と年齢によって差があります。年齢が若いほど使っているのがわかりますが10代、20代の方はmobage やGREEが多いと思われますので、実名SNSの使用率はさらに減っていくこととなります。

しかし、この情報通信白書の中でソーシャルメディアに関するまとめにはこう書いてあります。

ソーシャルメディアは、人と人の絆を深め、身近な不安・問題を解決し、人と人が支え合うために活用されている。孤立するおそれのある人が支え合いのネットワークを持つこと、国民の幅広い層を包摂することが期待されている。

 

今後、国によるソーシャルメディアへの適切な対応、デジタルデバイドへの対策が進めば、ソーシャルメディアの普及は確実に進むことが考えられます。 これまでネット=怖いもの だったイメージも変わり、実名であることのメリットが社会全体で得られるようになると思っています。

情報通信白書は興味ある方は一読をお勧めします。私はネットからリアルのコミュニティー化が進むにはこのような理由があると考えます。

 

トレンド5.スマートフォンの本格的な普及 –SNSもこれからの普及-

コミュニティーができる前に、ソーシャルメディアが普及しないとはじまらないという問題もあります。現段階でほんの一部の人しか使っていないと言われているtwitterやFacebookですが、私は今後さらに普及していき、ネットとリアルの境がなくなると考えています。 最近停滞気味のtwitterについてもです。 普及の理由は、スマートフォンです。

皆さんの周りにも、twitterやfacebookを使いこなしている人。昔からのmixiをずーっとやっている人はいらっしゃいませんか?この二つのタイプは、大体下記のような感じではないですか?

twitter、facebook派 -> スマートフォンユーザー

mixi派 ->ガラケーユーザー

全てがこうとは限りませんが、私も周りのtwitterやfacebookのアクティブユーザーの層を見ると、ほとんどがスマートフォンユーザーです。Twitterをやるためにi phone を買った人もいるくらい、twitterやfacebookはスマホがないと使いづらいものです。よく、製品のライフサイクルでキャズム超えをする、しないの理論が言われますが、ソーシャルメディアに関しては気軽にアクセスするスマートフォンの普及に合わせ、キャズムを超えて普及していくと思っています。

スマートフォンの今後の普及については下記のグラフをご覧ください。 現在の携帯契約数が約1億2千2百万台。うち、スマートフォンの契約数2010年で全体の8.3%、2011年で19.9%です。今現在でたった2割の人しかスマートフォンを持っていないのが現状です。下記のグラフの通り、これからがスマートフォンの本格普及の始まりなのです。

グラフ:スマートフォンの契約数・比率の推移・予測(2010年〜2015年)(株)MM総研しらべ

ソーシャルメディアが使いやすいスマートフォンが普及するにつれて、ソーシャルメディア自体も普及していくはずです。キャズム理論でいうなら16%を越えだした辺り、今年から来年にかけて本格的に普及しはじめます。それからネット・リアルの壁がなくなり、ゆるーいコミュニティーができはじめます。

twitterもFacebookもメディアでのプロモーションが終わった気がしていますが、実はちょっと早かった。スマホが普及していく今からがソーシャルメディア普及の本番だと思っています。スマホの本格普及に合わせて、メディアでももう一度twitterやFacebookの特集や地域での勉強会があるといいかもしれませんね。

トレンド6.自動車のハイブリット化、電気化(EV化)–インターネットで車も人も-

さて、人々がつながるのはスマホからだけではありません。 今後車がHV化、EV化するにあたり、車から携帯各社の3G回線を使いインターネットにつながるようになります。このことがきっかけでネット -> リアルな流れは止まらなくなります。

一つ事例をご紹介しましょう。

プリウスがつぶやきでユーザーと会話する。トヨタとセールスフォースが提携

これはトヨタとセールスフォースが提携した時の写真と記事です。車がネットにつながり、twitterやfacebookを使って車とドライバー、ディーラーが会話するようになります。これをトヨタがSases force と共に進めようとしているのです。ここにfoursquare のような位置情報のサービスが付いたらどうでしょう? 車に乗りながら、リアルタイムで他の人とコミュニケーションをし、位置情報でお得なクーポンを得る。 トヨタは新しいドライブの形、人と車の新しい関係をソーシャルメディアを使って提供し始めるのです。

ソーシャルメディアの普及には、デジタルデバイドの問題もあります。しかし、トヨタはソーシャルメディアを車の世界にも持ってきます。国内に4,000ヵ所以上あるトヨタディーラーで、twitterやfacebookの勉強会が開かれてもおかしくないはずです。それがお客様の囲い込みにつながり、サービス向上につながれば必ずやるはずです。(注:トヨタが始めるSNSはトヨタフレンド。twitter,Facebookとも連携可能なものです)

もう、ソーシャルメディアは携帯だけの話ではなく、今後こういったサービスは様々なところで始まっていきます。

Twitterやfacebookはみんな使っていない。 と思っている方、 間違いなく今からスマホもソーシャルメディアも本格普及し、世の中変わります。 ネットからリアル。リアルからネットで人がつながりあって、地域、社会のさまざまなコミュニティーも復活していくと私は思っています。

 

まとめ

以前、岩手でワークショップした時に聞いた、「モノはそこらじゅうにある。だけど、つながりがない」という言葉がきっかけで、今回の記事をまとめてみました。
田舎は過疎化が進み、都会は隣の人の顔が見えない。会社、家庭のコミュニティーがなくなったときに、話しをする人がいない。 結果、うつ病や自殺が増えるといった社会の状況ではないでしょうか。
上にも書いたとおりそこにネットがあるだけで、状況は好転してくると思っています。特にソーシャルな時代になり、場所、年齢、性別を超えてつながることができるツールとなったことで、社会への恩恵がたくさんあります。
ただし、そうなるためにも下記の3つの重要な点があります。
  1. デジタルデバイドの解消 (特にお年寄りの方)
  2. ソーシャルメディアの勉強会やトレーニング
  3. つなぐ人々の増加とリーダーシップ

1と2は分かりやすいと思います。 3が一番重要ですので説明させてください。 今後は世代をつなぐ人、ネットとリアルをつなぐ人、ジェンダー(男性と女性)をつなぐ人、地域をつなぐ人が重要になり、現在の社会問題を解決していくと思います。デジタルデバイドも、晩婚化も、つなぐ人達が必要なんです。場を盛り上げて、みんなに参加してもらう人達、両者の気持ちが分かって、分かりやすい言葉で説明できる人達がつなぐ人々となります。おそらく、仕事の場でもこのような人が重要になってきます。 そして、このつなぐ人たちのリーダーシップ、ファシリテーションスキルが社会の中でより重要になってきます。

日本が変わるためにはみんな何をすべきかは分かっています。重要なのはどうやるかなんです。このつなぐ人に関しては、ボリュームが多いので次回以降しっかり書いていきたいと思います。

これからの日本にコミュニティーが復活する6つのトレンド、いかがだったでしょうか?
良かった!という方は twitterのRT、いいね、はてブお願いします。 コメントは下記、もしくはyuu_key まで!

RSS登録は下記のボタンから

気軽なボランティア!かっこいいゴミ拾いをしよう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先日、あるプロジェクトの打ち合わせで、「地域活性でかっこいいゴミ拾いができないかな?」 と話が盛り上がりました。気軽に集えてボランティアにもなるゴミ拾い。ゆるーいコミュニティー活動です。
今回はかっこいいボランティア、ゴミ拾いをしよう! のテーマで事例紹介をしたいと思います。

 

1.国中がボランティアに参加: Let’s do it!

2008年5月3日に行われた、エストニアの国を挙げてのゴミ拾い。50,000人のエストニア人が参加し、たった一日でなんと10,000トンのゴミを片付けました。(エストニアの人口は130万人、約4%が参加。日本の人口で考えると、約500万人でのゴミ拾い!!)

ボランティアによる入念な準備、ネットを使った登録、携帯とgoogle マップを組み合わせたゴミマップの作成など、通常であれば、2250万ユーロ(約250億円)かけて3年かかるところ、50万ユーロ(55百万円)で1日で終わったというすごいプロジェクトです。(もちろん、準備には時間かかっていますが))国中の政治家、有名人が協力し、500以上のオフィシャルパートナーと共に実施しています。

ちなみにこれはSkype創業者の一人であるアーティン・ヘイラン、ネット企業家のレイナ・ノルヴァックと26歳の若者の3人で始めたプロジェクトで、今や世界中にLet’s do it の輪は広がっており、アルバニアやフランスといった欧州以外にもブラジル、アメリカでもゴミ拾いがされています。
素敵な動画なのでぜひご覧ください。

HP:http://www.letsdoitworld.org/

 

 

2.マクドナルド Kick the Trash キャンペーン

twitterのフォロワーさんに教えてもらった、ドイツのマクドナルドによる、ポイ捨て禁止のキャンペーン。Webサイト上でゴミをゴミ箱にいれるというゲームをFacebook上でPR。28,000人が期間中にゴミを捨てる写真をアップし、60,000のFacebookのインプレッションを生み、100万人以上がWebサイトを訪れたそうです。

結果として、約5,700個のマクドナルドの近くのゴミ箱が満タンになったそうです。ゲーム、サッカー、インターネットがドイツ人の心をつかんだみたいですね!こちらはもう動画しかありませんが、見ていて面白い動画なのでチェックしてみてください。

 

 

3.日本のボランティア:Green bird

日本にもゴミ拾いをやっている活動はあります。一例として、グリーンバードをご紹介します。green birdとは、「きれいな街は、人の心もきれいにする」をコンセプトに誕生した原宿表参道発信のプロジェクト。2003年にスタートし、これまでに32ヵ所、延べ28,000人が参加しています。

母体となる団体は特定非営利法人として、法人登録もしており、スポンサーも10社以上ついています。
Green birdのゴミ拾いは

1.法人化することで継続的な仕組みができていること、
2.おそろいの軍手やユニフォームがあることで、コミュニティーとしてもうまく活性化される

というきちんとした仕組みになっていると感じました。現在は100チームの参加を目標に活動しているそうです。 興味ある方はあなたの街でもやっていると思いますよ!

HP:http://www.greenbird.jp/about/

 

まとめ

探すと面白いものがあるものです。日本にもいろんなごみ拾いがあり、ほかにもJTの拾えば街が好きになる運動や、表浜グリーンウォークsmile styleなどのごみ拾い活動があります。

気軽にできるボランティア。 ゴミ拾いからぜひ、あなたも参加してみては?